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摂津市鳥飼中より【店舗排水詰まり シンクの水を流すとシンク下の排水から水が溢れている(グリストラップは無い)】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【3年前にオープン、当初から流れは悪かったが騙し騙し使用出来ていた様子】との事です。
色んな記事やYouTubeでも言ってますが詰まってからでは遅いですから…
バックヤードに洗濯機を置く予定(置くかもしれない)との事でその管もある(実際は置いてないみたいです)。
トイレの前にある手洗いの排水とも繋がっている様で同じく流れが悪いとの事。もう自分では無理になってきたとの事。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して話を聞くとシンクから水を流すと下の排水管から逆流するとの事でした。
毎年排水管の定期清掃をさせて頂いてる摂津市の居酒屋さんのお客様で【店舗の排水管定期清掃現場で色んな道具を試して違いを確認してる】前回の作業後の集金時に話を聞いてたんですが…
排水蛇腹ホースと排水管の接続部分は防臭キャップで接続されてたんでアレなんですが排水管が40なんで『出来る事が限られてるなぁ~』って思いました。
とりあえずオーナー様の話を聞きながら排水経路を予想して行くしかありません。
バックヤードの排水管とトイレの前にある手洗い排水との関係は…裏口の排水桝との関係は…
とりあえず通水テストをしてみるとすぐに水が逆流してきたんで排水管が詰まってるのは間違いなさそうです。
問題は排水経路なんですが分からん時はワイヤーを入れてみるってなもんで音と手応えで辿って行くしかありません。
電動フレキシロッダーCREでの通管作業
シンクを退けてもらい電動フレキシロッダーCREでの通管作業して行く事にしました。
問題は8mmワイヤーにドロップヘッド小で通管作業するのか?10mmワイヤーで勝負を賭けるのか?って感じなんですがチキンな自分はまずは8mmワイヤーにドロップヘッド小で通管作業を始めました。
8mmワイヤーにドロップヘッド小で通管作業してても詰まりは抜けなかったんで10mmワイヤーに変更してグリスカッター23でも通管作業をしてみましたが40の配管に10mmワイヤーは無理がありました。
8mmワイヤーにドロップヘッド小に戻してトイレ前の手洗い排水トラップを外してこの排水管からの通管作業をしてみました。
これが功を奏して排水管の詰まりは抜けました。
高圧洗浄機を使った洗管作業
お客様の希望で高圧洗浄機を使った洗管作業を追加で依頼されたんですがまずはシンショー製の前方2穴後方4穴ノズルウルトラマンでざっと洗い超旋回ノズル2穴式HRノズル HR-SA13切欠きR-Nで排水管の壁面に付着する油脂の塊を上流側から砕きに行くとあっと言う間に完全閉塞しました。
一旦排水詰まりは抜いてたんで裏口の排水桝も把握出来てたから排水桝からの洗管作業でメイン管の洗管作業をして詰まり抜きしました。
下流側を確保してから店舗内の枝管清掃をして何とか事なきを得ました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?排水管の詰まり抜きをして分かった事なんですが内装工事で相当無理を言ったのか排水経路はあり得へん回り方をしてました。
分譲マンションの1階の店舗なんですが飲食店には向いてないのか内装工事そのものが中途半端なのか…
せめて50の排水管だったらこんな苦労はしないんですが…現場からは以上です。
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