洗面所の排水口にピアスを落としたダイヤモンドのピアスを救出

大阪市福島区より【洗面所の排水口にピアスを落とした】って依頼が舞い込んできました。

もう少し詳しく言うと【落としてから水を流してないんで恐らく排水トラップにあると思うんだが自分では排水トラップを外す自信が無い】との事でした。

作業の途中で二桁万円はするダイヤモンドのピアスって知ってから急に緊張して手はブルブル、足はガクガクしながら救出しました。

では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

まずは状況確認から

現場に到着すると早速洗面所に案内してもらいました。既に洗面所の下の排水トラップが見える様に片付けられていて準備万端の状態でした。

『つっかえ棒も外しといた方が良かった？』って聞かれたんで『いや、多分大丈夫です』って答えて洗面所の下を確認しました。

排水トラップの形状を確認して『頼むからＵ字管に居てくれよ、でないとすんげぇガッカリされちゃうんだよ』って思いました。

過去にも同じ様な現場の状況でＵ字管に無かって凄いガッカリされた事がありトラウマになってるんです。

排水トラップのＵ字管を外すか掃除点検口を外すか迷ったんですがとりあえず奥様に洗面器を借りて排水トラップの下に準備しました。

ここである疑問が湧いてきました。『ピアスの救出に業者を呼ぶって事は高いヤツとちゃうん？』って思いそのまま奥様に質問してみました。

『ひょっとして二桁万円を超えるヤツですか？』って質問しながら片割れを見させてもらったら…

ダイヤモンドのピアスでした。これを知った途端に手はブルブル、足はガクガク震えてきて嫌な緊張感が出てきました。

Ｕ字管そのものは特に工具を使わずに外せてナットを外した瞬間にカランって音が聞こえました。

興味のある方写真を拡大してピアスを見付けて下さい。

んな訳で拡大するとこんな感じでピアスが出てきました。いやぁ～緊張しました（苦笑）

プレゼントとかではなく自分で買った物らしいんですが二桁万円は無くなったら気を失っちゃいますもんね。

ピアスを奥様に渡して自分は意気揚々と排水トラップの復旧をして行きます。問題は復旧後の通水テストをして水漏れが無いかの確認です。

排水トラップなんて普段からしょっちゅう外すもんじゃないんでパッキンが固着したり硬化して水漏れを起こす事があります。

通水テストをして水漏れはなかったんですが念の為に１日Ｕ字管の下に新聞紙を置いてもらって確認してもらいます。

そんな訳でいかがでしたか？今回の奥様のファインプレーはピアスを落としてから洗面所を使わなかった事です。

水を流さなかった事でＵ字管に留まってくれてました。落とした事に気付かずジャンジャン水を流してしまうとひょっとしたらスティック管を超えてたかもしれません。

そうなると排水管の中は勾配があるからコロコロ行っちゃうし仮に管内カメラで見付けても取り出す方法が無くなっちゃいます。

どちらにしても取り出せて良かったです。現場からは以上です。