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豊中市東泉丘のいつものマンションから【大雨が降った後にベランダが水浸しになる】って依頼が舞い込んできました。
この最近の長雨で『今まで言われた事がないんですが入居者様から連絡がありました』ってオーナー様からの依頼です。
秋になったら落ち葉とか考えられるんですがちょっと早いんですよね(苦笑)
管内カメラ調査をして確認しました。
まずは状況確認から
現場には到着するとさすがに乾いてたんですがこの排水口が追い付かず水浸しになるとの事でした。
縦管なんで各階の雨水が落ちてくるトコになります。
目皿を開けてみると特に何かが詰まってるとかは確認出来ませんでした。
次にすぐ側にあった雨水桝を確認するんですが特に詰まってる様子は無く水が溜まってるとかはありませんでした。
問題はこの雨水桝が正解なんか?上流側からワイヤーを入れて排水桝に到達するのかって方法で確認するのか?
はたまた雨水桝の方から管内カメラ調査をするのかちょっと迷いました。
1階の廊下の奥の排水溝
ここで入居者様から『1階の廊下の奥の排水溝も大雨が降ると水浸しになる』って話を聞きました。
自分はオーナー様から依頼を頂き調査をしてるんで本来ならば入居者様の話は聞かなくても良いんですが、このマンションのオーナー様にはお世話になってるんで詳しく話を聞きました。
目皿を外してみると40の排水口で『思ったよりもかなり細いなぁ~』って感じです。
恐らく『これじゃね?』って排水桝を確認しようとしたんですが蓋がサビ付いてて開きません。
そんな場合は5-56を振ってマイナスドライバーとセットハンマーでコチコチと開けて行きます。
20分以上を掛けて排水桝の蓋を開けましたが全く詰まってる様子はありませんでした。
管内カメラ調査
散水栓BOXから水を取って通水テストで排水経路の確認をしようかと思ったんですが、散水栓BOXまでの水道が来ておらずそれも出来ません。
あれこれと考えましたが『管内カメラ調査すれば確実やろ…』って思ったんで雨水桝からベランダに向かって管内カメラ調査をしました。
ベランダ側に到達しなかったら厄介やったんですが無事に到達しました。念の為に復路もゆっくりと排水管の中に異物が無いかの確認をしたんですが全くのスッカスカの状態でした。
カメラを持って廊下の奥の排水溝に繋がる排水桝からも管内カメラ調査をしました。
こちらも排水口まで特に何が詰まってる訳でもなくカメラは排水口まで到達しました。
ただ、こちらの横引き管は勾配が逆勾配になっている部分がありました。
その後の大雨で
管内カメラ調査を終えた時点で急に大雨になりました。『せやせや、排水桝を確認しとこ!』っと確認しに行くと排水の流れが悪いのか雨量が多すぎるのか排水桝の水位は上がってました。
ベランダ側の雨水桝も同じで大雨で水位が上がって排水の出口が塞がれている状況でした。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?管内カメラ調査の後に大雨が降ってなければメイン管が追い付いてない事は気付かないトコでした。
最下流から高圧洗浄機で洗管作業して排水管の中に溜まる土砂を掻き出して再度管内カメラ調査をしてメイン管の勾配をチェックせなあきません。
ただ、オーナー様が雨水桝の砂溜まりを掃除するって言ってはったんで『メイン管の洗管作業はその後かなぁ~』って感じです。
現場からは以上です。
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