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トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法
大阪府東大阪市中石切町から『トイレタンク内 バルブの交換希望』の案件が舞い込んできました。
山川設備って昔に佐川急便で勤めてた事がありその時のお客様がFacebookで繋がってて水道屋さんをやってるのを知って連絡してくれたみたいです。
ずっと昔から地元で商売をされてるから近所に【谷村工業さん】が居てるのに山川設備に連絡して頂けたのは嬉しかったです。
さて、話を戻して依頼内容が『トイレタンク内 バルブの交換希望』なんですが原因がトイレあるあるなんでいつもの通り現場の写真を使って解説して行きます。
まずは状況確認
![トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法](https://i0.wp.com/yamakawasetubi.com/wp-content/uploads/2018/11/89E3911C-D05C-4E64-A565-5B3ADCC8E2A7.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
奥様に状況を聞くとトイレタンクの中でチョロチョロ音がするって事です。写真には既に見た瞬間に山川設備が捨てたから写ってませんが手洗いの排水口にトイレの洗浄剤が置いてありました。
最新のトイレなんかはシールで【洗浄剤を入れるな!】(実際はもっと柔らかい表現です。)って注意喚起されてるんですが古いトイレには貼ってないのでいまだに洗浄剤を使う人が居てます。
山川設備が思うトイレの洗浄剤のデメリットをお伝えするならまず購入するのにお金が要ります。当たり前ですよね?
トイレタンクってレバーが付いたバケツなんですが水を溜めておくのにゴム製の蓋がしてあります。排水弁とかフロートゴムです。
水に浸けてるだけでも経年劣化で溶けるのに洗浄剤なんか入れたら溶けるのを早めるだけです。
![トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法](https://i0.wp.com/yamakawasetubi.com/wp-content/uploads/2018/11/09C571BA-D998-4740-A2CA-39D9447F404B.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
そんな訳でトイレタンクの修理をするから貼り紙をして頂きました。
実際の作業
![トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法](https://i0.wp.com/yamakawasetubi.com/wp-content/uploads/2018/11/865D53FD-93BC-4E96-AA18-23BD7C917474.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
トイレタンクの品番を確認するとTOTOのSZ441となってます。SZシリーズってあんまり記憶にないなぁ~って思いながらの作業です。
![トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法](https://i0.wp.com/yamakawasetubi.com/wp-content/uploads/2018/11/E1975BA7-7782-4A9F-B96B-DD444F5824AD.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
蓋をしてる時点でチョロチョロ音がしてたんでボールタップはアウトの判定は間違ってません。お客様もあれこれと調べて『トイレタンク内 バルブの交換希望』って依頼をしてきたのは的を得てます。
ただ、問題はボールタップの故障の原因です。単独の故障なら交換で正解なんですがそうじゃない可能性がある場合はそれも直さなきゃいけません。
トイレタンクの蓋を取り中を覗くとこんな感じで防露が無いタイプなんで相当古いと思われます。
この写真は既に水を抜いてますが止水栓を閉めて蓋を外して見た時にオーバーフローしてないのに便器にも水がチョロチョロ漏れてました。
単独か否かの判別方法
ボールタップ単独の故障ならずっと水が漏れてる訳ですからオーバーフローします。逆に言えばオーバーフローしてないのに便器に水がチョロチョロ漏れてるなら排水弁、もしくはフロートゴムって判断出来ます。
排水弁、もしくはフロートゴムの機能低下やのにボールタップの交換をしてもすぐにボールタップは壊れますし便器のチョロチョロ漏れは止まりません。
ややこしいのはオーバーフローしてる場合です。排水弁、もしくはフロートゴムの水漏れよりボールタップの水漏れが勝ればってパターンです。
そんなオーバーフローしてる場合はボールタップを交換してみて便器のチョロチョロ漏れを確認します。ボールタップを交換すればオーバーフローは直りますからオーバーフローしてないのに便器に…って最初の話に戻ります。
修理作業に話は戻ります
![トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法](https://i0.wp.com/yamakawasetubi.com/wp-content/uploads/2018/11/CED40286-2285-4B3B-8F45-D75EFF567E92.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
ボールタップは依頼内容もそうなんですが故障してるんは間違いないんで交換の為に解体撤去します。
![トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法](https://i0.wp.com/yamakawasetubi.com/wp-content/uploads/2018/11/CFF84047-C647-4ED7-B255-291AE1861CD8.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
フロートゴムの交換の為に解体撤去するんですが外した時にサイフォン管を綺麗に拭き取る必要があります。
特に洗浄剤を入れてるとフロートゴムが溶けてサイフォン管に付着するんで拭き取らないと水漏れします。
取り付け作業
![トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法](https://i0.wp.com/yamakawasetubi.com/wp-content/uploads/2018/11/3343E025-F198-4B06-9E74-9CCA4C9C716F.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
フロートゴムを取り付けチェーンをレバーに取り付けて行きます。ここでのチェーンのセッティングが下手くそやと何回も調整する羽目になります。
何度も繰り返してるとレバーを折ったりサイフォン管を折ったりしちゃうんでDIYで修理するなら注意して下さいねぇ~(笑)
![トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法](https://i0.wp.com/yamakawasetubi.com/wp-content/uploads/2018/11/58C66456-8748-474A-B47A-298803A7EFFF.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
今回はSANEIのV56-5X-13万能ロータンク ボールタップのスリムタップをチョイスしました。
またロータンクゴムフロートにはSANEIのPH84-92Xを使ってます。
通水テスト
![トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法](https://i0.wp.com/yamakawasetubi.com/wp-content/uploads/2018/11/F7DA99B5-0B75-4384-A298-F9D5E9BC8D4C.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
全てを取り付けたら通水テストをして行きます。今回は手洗いアリなんで蓋をしての通水テストです。
これが手洗い無しなら山川設備は蓋をせず通水テストをして行きます。
まとめ
![トイレタンクの中でチョロチョロ音がする 原因と修理方法](https://i0.wp.com/yamakawasetubi.com/wp-content/uploads/2018/11/1A5764F7-8604-4853-AC1E-D7CA70782BAE.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
いかがでしたか?
今回はボールタップとフロートゴムの交換対応やったんですが今後の事を考えると古いトイレなんであちこち水漏れし始める可能性があります。
トイレタンク内にはサイフォン管の底にもパッキンがありますし密結パッキンと密結ボルトも心配です。
また、フランジ関係も経年劣化してると考えられます。
って、そんなあれこれ言ってたら『トイレリフォームの方が良いじゃね?』ってなるんですがこれがそうも言えないんです。
排水芯の問題があるから工事費が高くなっちゃいますからねぇ~リモデル便器は山川設備はお勧めしないし…
一応、床が木なんは確認してたんやけど2階やから捲らんな分からんなぁ~?
逆にこのトイレなら部品交換でずっと使う事も可能やねんけど色がなぁ~
ウォシュレットは絶対に時期が来たら壊れるからそうなったら厄介な色やもんなぁ~
そんな訳で大阪府東大阪市中石切町の現場からは以上です。