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大阪市中央区博労町より【店舗 蛇口(お湯)がバカになってるみたいで止まらない…】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【他に5~6個蛇口有り、パッキン?が悪いのか調子が悪いのであわせて見て欲しい…蛇口は回すタイプ】との事です。
だいたい蛇口がバカになってるって言われると空回りしてる場合がほとんどなんですが勿論パッキン交換では直りません(苦笑)
では、この現場がどんな感じの蛇口水漏れの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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まずは水漏れの状況確認から
現場に到着すると厨房の中に水とお湯の止水バルブがあってお湯の方は閉められていました。
一旦開栓してみると右から2番目はお湯が出っ放し状態になっていました。
右から2番目と右から4番目はお湯が出てくる蛇口で右側にハンドルは付いていますが逆回転の左回転の蛇口でした。
右から2番目の蛇口修理
ハンドル、スピンドルを外してみるとスピンドルのネジ部分は擦り減って無くなっていました。
本体側のネジ部分を見ても同じ様な状態ですぐに蛇口は諦めました。
他の3箇所も水漏れしてて直していかなアカンから右から2番目の蛇口は解体撤去しました。
これが時間に余裕がある定休日ならステップドリルで穴を広げて取り出し金具の施工をするんですが今日は営業日なんでそのまま立水栓を取り付けて行きます。
とりあえず立水栓の取り付けをしました。
こんなに大量の蛇口が全て水漏れしてますから扱いは悪いと判断してミニセラ水栓に交換しました。
ミニセラ水栓に交換してフレキ管を接続しようとしたらビニールテープで補修してた跡があったんでこのタイミングでフレキ管も交換する事にしました。
右側が古いフレキ管で左側が新しく作ったフレキ管です。
新しく作ったフレキ管を接続して右から2番目の蛇口の交換は終了です。
捌き場の蛇口の修理
捌き場の蛇口は取り付けからおかしくて『そいつも酷いから交換してくれ!』って言われました。
捌き場の蛇口は壁付蛇口なんで取り付け部分をサビ取りする道具でネジ部分に残るシールテープを取り除きます。
ねっ?この工具をねじ込んでから外すと簡単にネジ部分に残るシールテープが取れちゃいます。
ザルボでやってた時代もあったんですがこの工具に出会ってからこればっかり使っています。
こちらもミニセラ水栓に交換したんですがノーマルスパウトだと捌き場では短いからカスタマイズして行きます。
元々は300のスパウトが付いてたんですが店長さんに蛇腹スパウトと300の普通のスパウトを見せてどちらが良いか聞くと蛇腹スパウトを選ばれました(爆笑)
やっぱ、捌き場はスパウトが自由自在に曲がる方が使い易いですもんね。
捌き場前の掃除用蛇口の修理
掃除用に使ってる蛇口なんですが『それもだいぶバカになってるから交換しといて!』との事です。
ホースやら輪ゴムを退けて掃除用蛇口を解体撤去しました。こちらの取り付け部分も先程の工具を使ってシールテープを取り除きました。
掃除用蛇口もミニセラ水栓に交換しました。本日3つ目のミニセラ水栓の交換ですが全てタイプの違うミニセラ水栓に交換しました。
4連蛇口の残りを水漏れ修理
最初の洗い場に戻って残りの3つの蛇口を水漏れ修理して行きます。
正直スパウトの水漏れも気になってたんですがポタポタ漏れの修理なんでハンドル、スピンドル、コマパッキンを分解しました。
こいつは左ネジなんですがハンドルセット(ハンドル、スピンドル、コマパッキン)を交換したら水漏れが止まりました。
後は交換した蛇口の左右のハンドルセットを一度に分解しました。
そんな訳で4連蛇口の右から2番目はミニセラ水栓に交換しましたが残りはハンドルセットを交換して水漏れ修理が完了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?結局6つあった蛇口を3つ交換して3つハンドルセットの交換しました。
洗い場シンクをズラす時に溜めてた水を流すと床に溢れてきたんで眺めてたら『せやねん、排水も2箇所詰まっててグリストラップの流れも悪いねん!これも直してくれるか?』って言われたんですが時間切れで明日の早朝の作業となります。
コロナウイルスの影響で自粛中に言ってくれたら1度に全て直せましたが11時から昼の営業が始まるんで一旦撤収しました。
明日は排水詰まりの修理です。現場からは以上です。