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東大阪市御厨中より【2Fトイレが詰まっている 流しているとゆっくり流れるが最後まで流れきれずに残っている…】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【排水管が詰まっているのかも?】との事です。
前日の別現場でも同じ様な事があったんですが今回の現場では決定的に違うのは排水桝に目印があって高圧洗浄機で洗管作業して行く目安があったんです。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着してトイレに案内されて見てみると『キャビネットタイプのカウンターありパターンやんかいっ!』って感じです。
『最近簡単な現場に当たらんなぁ~』って思っていたのはここだけの話です。
このタイプのトイレってキャビネットの中にタンクが隠されているんで最悪の場合のトイレ脱着作業が大変面倒くさいタイプのトイレと言えます。
この時点では便器脱着作業をする予定も無かったから便器の品番だけ確認しときました。
TOTO C782BSってのが便器の品番になります。
ローポンプ作業
そんな訳でとりあえずローポンプ作業をして行きます。最初は吞気に『引いて引いてポンッのリズムや!』なんて思いながらやってたんですがうんともすんとも流れません。
徐々に『何が何でも押し切ってやる!』って押し切ろうとするんですがやはりうんともすんとも流れません。
流石にまだパッキンがヘタってないのか圧を掛けても床と便器の間からの水漏れはしません。
排水桝から高圧洗浄機で洗管作業
排水桝の確認をしに行くと排水桝のへりにこの排水桝が何処に向かうのかテプラが貼ってあります。
これで2Fの全ての排水管がこの排水桝を経由してる事が判明しました。
恐らくトイレがメイン管になるであろうから高圧洗浄機で洗管作業する事にしました。
今回も駐車場が広くて条件が整ってるんで低騒音ハイパワーの高圧洗浄機を準備します。
1分の洗管ホースに後方6穴スズランノズルを装着して2階のメイン管を洗管作業して行きます。
本来ならばメイン管のドン付きはトイレの筈なんですが奥様が『キッチンの下で音がし出した!』って教えてくれたんで一旦洗管作業をSTOPしました。
キャビネットタイプの便器を外す
排水桝からの洗管作業ではトイレの排水管に入って行かなかったんでキャビネットタイプの便器を外す事にしました。
これ、タンクレストイレよりも手間が掛ります。キャビネットを外してタンクを外し便器を外すって順番に外します。
便器を外すと排水アジャスターが出てくるんですが入口付近からガッチリ詰まっています。
黒い塊でマイナスドライバーで除去してみたんですが硬いゴム製品みたいな感じでした。
後から判明したんですが糖尿病の薬を服用してる人が居て『いつもの黒いズルズルのバクテリアの塊の様な物の行く末はこうなるんか…』って新しい発見がありました。
トイレ側からも1分の洗管ホースに後方6穴スズランノズルで洗管作業をして行きます。
ちなみにこの排水アジャスターだと電動フレキシロッダーCREで通管作業するにしてもせいぜいグリスカッター37しか通らないんで高圧洗浄機で洗管作業が一番綺麗になります。
とは言えこれもマイナスドライバーが届く範囲のバクテリアの塊だったんで高圧洗浄出来ますがもっと奥までバクテリアの塊が詰まっていたら一旦ワイヤーを通して通管させてからの洗管作業になります。
キャビネットタイプの便器を復旧
まずは便器を設置してトイレタンクを復旧させて通水テストをして行きます。
洗管作業をしてるからってキャビネットまで復旧させてから通水テストしてダメだった場合に二度手間になるからこのタイミングで通水テストをしてます。
本来ならばトイレタンクの品番シールも確認してたから写真を撮っておけばいいのに取り忘れています。
『このトイレ、ダイヤフラム交換や排水弁の交換もかなり面倒やろなぁ~』って思います。
キャビネットタイプの便器を復旧させてから再度排水桝からも洗管作業をして作業は終了です。
排水桝にテプラってワテもお客様にやった方が良いって案内した事がありますがハウスメーカーさんでやってるトコがあったんはちょっと驚きました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?いつも高血圧と糖尿病の薬を服用してる人が居てるトイレの排水管は黒いバクテリアの塊で詰まってしまうって言ってるんですがそれが固まるんは今回初めて知りました。
硬さ的にはコーキング的な感じでした。だからまあまあな硬さです。
通水テストをしながらグリスカッターやブレードカッターを当てれば剥がれますし高圧洗浄でも綺麗に剥がれました。
そう考えると脱着し易いトイレを選ぶ事になり、ますます見てくれや金額はトイレリフォームでどうでも良い話になってくるんかもしれません。現場からは以上です。