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泉佐野市日根野より【トイレ詰まり 何も落としてない】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【ラバーカップ使用で少しは流れるが最後にゴボゴボ音がして流れにくい】との事です。
依頼内容をまともに受け取ると『便器トラップに汚物が残ってるか排水管か排水桝が詰まってるんだろなぁ~高圧洗浄か便器脱着かあ?』って感じです。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると旦那様が駐車場の車を退けてくれたんで先に外の状況を確認する事にしました。
まずは浄化槽に近付いて曝気装置が作動してるかの確認をしました。これは近付いてすぐに音がしてたんで一旦スルーして上流側の排水桝を一つずつ確認しに行きます。
今まで18年間全く排水管清掃をしてないんだからそれなりに汚れているんですが最上流の排水桝を見た瞬間に『あっ!これやわ!』って気付けました。
到着時に旦那様から『高血圧と糖尿病の薬を飲んでて山川さんのYOUTUBEチャンネルに当たった』って聞いてたんでこれを見た時に『便器の下の立ち上がりまでかなり閉塞気味なんやろな…』って思いました。
旦那様が観てた動画はこちらから!
トイレの確認
とりあえずトイレも確認しに行ったんですがトイレタンクの手洗いに洗剤が置いてあったんで旦那様に事情を説明してすぐに捨ててもらいました。
この洗剤がダメな理由は排水弁の劣化が極端に早くなるからです。特にTOTOのSH系は排水弁のパッキンは薄いんで絶対に置いちゃダメです。
試しにトイレを流してみると流れ切る時に引き込まれ過ぎてゴポゴポ音がしました。
この時点で排水桝を3つ開けてるから圧は抜けるんで随分とマシにはなってるんですがこれでこれならかなり閉塞してると考えられます。
高圧洗浄機での洗管作業
旦那様が退けてくれたスペースに車を入れて低騒音ハイパワーの高圧洗浄機を準備しました。
本来ならば今まで全く排水管清掃をしてないって事だったんで最終桝から全排水経路を洗管作業した方が良いんですが『トイレの排水桝とトイレまでの排水管だけで良い』との事です。
先発は2分の洗管ホースに後方6穴ノズルで洗管作業をし始めました。ポケットには超旋回ノズルも忍ばせていたんですが便器の際まで洗管ノズルを入れたかったんですがこの現場では相性が良くなく途中で諦めました。
次に1分の洗管ホース紫に前方2穴後方4穴ノズルを装着して便器の際まで洗管作業をしました。
前方の噴射で便器の中もある程度綺麗にしたイメージです。
今回の作業で出てきた異物は黒色のゴム製品の様な塊で多少油脂の塊も混じっていました。
この辺の作業風景は是非とも動画をご覧下さい。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?山川設備の動画を観て何人かが『そんなもん出てくる訳がない』って嚙みついてくる人も居てましたが実際に出てくるトコも動画で残してるんで(苦笑)
逆に我々の様な通管作業を生業にしててこれを知らなければ『お前、たいして場数踏んでないやろ?』って感じです。
高血圧の薬と糖尿病の薬を飲んでる方、節水トイレ、この組み合わせはかなりの確立でトイレを詰まらせます。
『ほな、どうしたら良いの?』って良く言われますが生活習慣を改めて薬に頼らなければ良いんです。
何かを変える必要はありません。変わるのはあなた自身です。現場からは以上です。
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