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東大阪市七軒家より【雨が降ると外のマスが溢れる キッチンの裏手辺りにあるマスだが…どこからの排水マスかは不明】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【前回とは別のマスとの事】らしいです。つい先日にマス詰まりで行ったお客様がまた連絡してきて下さいました。
今回は雨が降ってたんでポータブル高圧洗浄機で詰まり抜きしました。
前回の作業【敷地内にある丸い石の蓋から水やゴミが溢れてきている 高圧洗浄】
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して早速溢れてる排水桝がどれなんかを教えてもらい蓋を開けて行きます。
本来は水が溜まらない通路が濡れてるんで溢れたのは間違いなさそうです。
タプンタプンの状況でどちらが上流でどちらが下流なんかがサッパリ分かりません。
通路の奥にある雨水桝?もタプンタプンの状況でした。本来ならば定期的に掃除をしてればどっちからどっちに流れてるんか分かってはるんですが『全く掃除をしてない』って言ってたんで自力で探さなきゃいけません。
水栓柱の排水桝
雨水桝とキッチンの排水桝の延長線上にこの水栓柱があり石が敷き詰められていました。
敷き詰められた石を退けると排水桝を発見する事が出来ました。
この蓋も全然開けてないのかマイナスドライバーとセットハンマーでコチコチと開けました。
エルボが土砂で埋まってたんで『これが正解か?』って思いました。
エルボを外すとこれこの通り土砂でギッシリ詰まっていました。
まずは土砂を搔き出して行きます。ちなみに砂溜まりの排水桝は年に2回程度ご自身で掃除をすれば良いんです。
時期的には梅雨に入る前と年末です。当然ながら業者さんにやらすと費用が発生します。
ホースで通水テストをすると水はジャンジャン流れる様になったんですが肝心のキッチンの排水桝はピクリともしませんでした。
ポータブル高圧洗浄機
距離的には大した事がないのと雨が降っていたんで低騒音ハイパワーの高圧洗浄機は使わずポータブル高圧洗浄機での洗管作業で土砂を搔き出して行こうと思いました。
今回はこの3つの洗管ノズルを試しました。ポータブル高圧洗浄機では両サイドの洗管ノズルは使えませんでした。
右側のノズルで洗管作業をし始めてすぐに『ダメだこりゃ』って思いました。土砂の堆積物はこんな感じで塊になります。
これはカルシュウムがそうさせるんですが要は普段から掃除をしてれば防げますし定期的に排水管の定期清掃をすりゃ良いんです。
洗管ノズルを前方2穴後方6穴ノズルに変えて排水管の清掃をするんですがどうやらこことキッチンの排水桝は繋がっていないと判断しました。
キッチンの排水桝からの洗管作業
水栓柱の排水桝からもう1本排水管があってそこから土砂を搔き出して行こうとしてたんですが上手く行かずキッチンの排水桝から水栓柱の排水桝に向かってる排水管の清掃をしてて『こりゃ違うな』って判断して犬走りを確認しに行きました。
すると詰まってる排水桝を2つ発見してとりあえずキッチンの排水桝から思ってたのと逆の排水管の清掃をして排水経路の確認をしました。
後は詰まってる排水桝に手を突っ込んで1本づつ排水管を突いて行きます。
最後に『これかな?』って感じの排水管を突いたらゴゴ―っと詰まりは抜けて水が流れて行きました。
ちなみにこの排水桝は崩壊してて土砂で埋まっていたんですが先日導入した前方2穴後方6穴ノズルが役に立ちました。
通水テスト
キッチンの排水桝からこの排水桝までは水はジャンジャン流れる様になりました。
キッチンの排水桝の水位も下がりました。ここでイタリア製の回転ノズルも試しましたがポータブル高圧洗浄機ではサッパリ使えません。
またシンショーの超旋回ノズルもダメでした。
次にこの排水桝から直接ホースで通水テストをしました。
この排水桝から下流側は流れが良いんですがこの排水桝が崩壊してて土砂や鉄板が詰まっています。
VPの給水管が2本走っていたんで無理に掘削作業はせず排水設備の改修工事を提案しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?低騒音ハイパワーの高圧洗浄機を使えばひょっとしたら給水管に気付かずヤバい事になってたかもしれません。
難航現場が続いていますがまだ大問題になる事も無く何とか詰まりを解消出来てるんで持ってる人なんかもしれません(苦笑)
良かった良かった…現場からは以上です。