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東大阪市大蓮東より【店舗トイレ詰り】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【外にある汚水マスとグリストラップが繋がっていて詰まってる…外の汚水マス 溢れている…】との事です。
前回、北浜の店舗で排水トラブルがあった時に行ったのが縁で今回も2番手で依頼して下さりました。
前回の作業【グリストラップの詰り 他業者でやってもらったが抜けなかった?】
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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【居抜き物件の店舗でグリストラップ排水が詰まって水が溢れる?】
【トイレの流れが悪くなり外を見ると排水マスから水が溢れかえってる】(別館サイト)
まずは状況確認から
ウチの事務員さんが店舗の名前を北浜の名前と同じと勘違いして1周回ってきたんですが無事に到着出来ました。
駐車場に入ってきて『うほぉ~派手に漏れたなぁ~』って感じです。
店舗は10日からオープンしたばっかりやのに排水桝が溢れるって居抜き物件としか考えられませんでした。
車を止めようとバックをしてたら社長さんが出迎えてくれました。
社長さん曰くこの溢れてる排水桝の下流側がグリストラップとの合流桝でそこから上流側に高圧洗浄をしてほしいとの事でした。
店舗はピカピカなんで改装したんやと思うんですが前もこの場所にラーメン屋さんがあったんで『居抜き物件ですか?』って聞いたらビンゴでした(笑)
飲食店 居抜き物件の罠
飲食店を潰す人って最後はお金が無くなって潰すんですが排水管の清掃してから潰す人ってまず居ません。
って事は居抜き物件って全て排水管の中に相当の油脂の塊が入っています。
まあまあの意識高い系のラーメン屋じゃない限り排水管の定期清掃をしません。これが現状です。
んで、排水管の定期清掃をしててもショボい装備の業者さんにやらせている場合は油脂の塊なんか取れてません(断言)
最初の頃は美味しかったんだけどなぁ~ってラーメン屋さんが美味しく感じなくなってきたら大抵排水管に油脂の塊が付着して独特の臭いを放っています。
従業員の方も臭いに慣れてしまってるので気付かないパターンが多いんです。
時を戻そう(笑)
高圧洗浄機の準備
社長さんの車を退けてもらって車を入れ替え高圧洗浄機の準備をして行きます。
今回の現場も条件が揃ってるんで低騒音ハイパワー高圧洗浄機を準備します。
社長さんが言ってる排水桝から更に下流側に高圧ホースを伸ばします。この状態で社長さんが言ってる排水桝から高圧洗浄したら一気に溢れるのが目に見えているからです。
溢れさせても良いんですがどうせ掃除をする羽目になるんでやりませんが(苦笑)
店舗の入口付近の排水桝まで高圧ホースを伸ばします。この排水桝は水が枯れてましたが上流側は水が溜まっていたからです。
ここから通路を跨いで最終桝の方に流れて行くんですがここからの洗管作業の状態で下流側も洗管作業するとします。
洗管ホースは3分の洗管ホースをチョイスしました。
ノズルは前方1穴後方6穴 逆噴射 3分ホース用を前方1穴を塞いでのセッティングです。
高圧洗浄スターティン♪
まずは状況を確認し易い様にザックリ排水桝清掃をします。
排水管を高圧洗浄し始めて50cmも進まないトコで『社長ぉ~下流側で何が流れて来るか見ときますぅ~♪』って声を掛けて下流側の排水桝を開けて見物しといてもらいました。
油脂の塊がドッサリ♪
後ろで社長さんが『う、うわぁぁぁぁぁぁぁ~!』って叫んでるのも無理がありません。
社長さんが気にもしてなかった下流側の排水管からドッサリ油脂の塊が流れて行くんですから(笑)
自分が作業してた下流側の排水桝(ドロップ桝)も油脂の塊で閉塞しました(笑)
このやり方の方がお客様に油脂の塊が確認してもらい易いし結局は最終桝から全ての排水管を洗管作業した方が良いってのを説明し易いんです。
当然、最終桝も油脂の塊が曲がり切らず閉塞しちゃうんですが全てを社長さんに確認してもらっていたのでぐうの音も出ません。
社長さんが確認してたのはこの位置で最終桝を含む3つの排水桝を確認してもらっていました。
『山川さん、こんなんになったらどうするんですか?』って聞かれたんで『これを順番に解消させて行くんがワテの仕事です。社長さんの言う事を聞いてたらすぐに再発してたんやって事が理解してもらいたかっただけです』って言って最終桝から順番に上流側を洗管作業して行きます。
この下から見て右のLの上流側が社長さんの言う排水桝なんですがここに到達してもまだトイレの詰まりは解消してないので汚水管に油脂の塊が逆流してたんが分かります。
『そら前の店潰れるわ(苦笑)』
特殊ノズルで洗管作業
油脂の塊がとんでもない量なんで2穴式HRノズル改 2分ホース用の特殊ノズルを使って油脂の塊を砕いて行きます。
このノズル、ある程度の水量が無いと回転しないんでポータブルの高圧洗浄機では使えません。
トイレも使える様になりましたがまだ納得いかない部分があったんでチェーンノズル 3分ホース用も使って洗管作業をしました。
手応え的、また感覚的には油脂の塊は全て除去出来た筈なんですが排水桝2箇所で水が溜まる箇所があったんで実はこの後管内カメラを使って排水管を確認しています。
管内カメラを使って排水管を確認して逆勾配を突き止め社長さんにも確認してもらいました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?今回は東大阪市大蓮東4丁目5-6にある【麵屋 縁】様(社長さんに店出しの許可は得ています)でのトイレ詰り、排水管詰まりを高圧洗浄機を使った洗管作業で解消させてみました。
今回の作業で店舗内のグリストラップまでの排水管も高圧洗浄してるんで皆さん安心してラーメンを食べに行ってみて下さい。
結局、トイレ詰りの案件やのにトイレの写真は1枚もありませんが(苦笑)
社長さんには逆勾配があるんで排水管の定期清掃を強くお勧めしましたが1年に一度やるなら例の業者さんがやると思うんでウチはあくまでも2番手となります。【前回の作業参照】
現場からは以上です。