堺市堺区大浜西町より【工場内の排水詰まり 汚れた雑巾等を流す排水が詰まった】って依頼が舞い込んできました。

 

『いつもは自分でワイヤーを３、４ⅿ突いたら抜けたが今回はダメだった』との事で別業者を呼んだが『ウチでは対応不可』と言われたとの事です。

 

現場に到着して見た感じでは『楽勝やろ！』って思いましたが作業を開始すると…

 

では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

 

 

まずは状況確認から

 

 

現場に到着してまずは工場内に案内されました。側溝の下流側に排水桝があるんですがタプンタプンの状況でバケツで水を汲み出しながら作業をしてはりました。

 

『排水管が見えるトコまで汲み出しましょうか？』って言って下さったんですが出口側が分かってるって事だったんで出口側の排水桝まで案内してもらいました。

 

 

出口側の排水桝を案内してもらい排水経路をザックリ聞いて『高圧洗浄します！』って事で作業方針を伝えました。

 

そもそも論なんですがこの出口側と思われてた排水桝が間違ってるとは知らずに…

 

 

高圧洗浄機を準備

 

 

排水桝の側まで車を近付けて低騒音ハイパワー高圧洗浄機を準備しました。

 

 

先発に起用したのは１分の洗管ホース紫に前方２穴後方４穴ノズルでした。

 

 

排水管を高圧洗浄

 

 

メイン管の洗管作業を開始すると汚物が流れてきて『ホンマにこれか？』って思いながら洗管作業をするんですが異物がドッカ～んと抜けても工場内の排水桝の水位が下がりません。

 

ここで前方１穴後方６穴ノズルも試すんですが結果は変わらずでした。

 

 

さすればと工場内の排水桝からの洗管作業に切り替えて洗管作業をすると緩やかではありますが排水桝の水位が下がってきました。

 

 

水が流れ始めて排水桝を確認するんですがここでこの排水桝に水が流れて来てない事に気付きます。

 

 

電動フレキシロッダーＣＲＥで通管作業

 

 

このタイミングで管内カメラで排水管を確認をして異物があるのを発見しました。

 

ただ、出口側が分からないんで電動フレキシロッダーＣＲＥで通管作業する事にしました。

 

本来ならばフレックスシャフトＫ９－２０４ってトコなんですが調子が悪く動かなかったんです。

 

 

ブレードカッター７５で通管作業をして行くとビニール片なんかを捉えるんですがまだまだ流れは悪い状況でした。

 

 

グリストラップからの洗管作業

 

 

電動フレキシロッダーＣＲＥで通管作業する事でグリストラップに流れ込んでる事が判明しました。

 

上流側の排水桝から洗管作業をやり直して行きます。

 

 

水をジャンジャン流しながら高圧洗浄をして行くとグリストラップも追い付かなくなりました。

 

このグリストラップ、ちょっと特殊で通常の長さの倍あって１０枚程のフィルターがあったんです。

 

目詰まりしてたんで一旦フィルターを全て外してグリストラップまでの排水管を洗浄清掃する事にしました。

 

 

管内カメラで排水管を確認した時に見えてた異物もゴソっと出てきました。

 

土砂と銅管のクズが大量に出てきました。

 

 

この塊以外はグリストラップに落としているんですがなかなかの量の土砂と銅管の切れっ端が出てきています。

 

 

まとめ

 

そんな訳でいかがでしたか？管内カメラで排水管を確認してる風景は是非とも動画をご覧下さい。

 

 

 

 

お客様は簡単に思ってる状況でも作業をしてみると難航する典型的なパターンでした。

 

とりあえず工場内の排水桝からグリストラップまでの排水管の中はオールクリアに出来ました。

 

管内カメラで排水管を確認してるから間違いないんですが一旦水が抜けた時点で作業を止めてたらヤバいトコでした。

 

現場からは以上です。

 

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