大東市新田本町より【リフォームして４ヶ月しか経っていないのにトイレが詰まります】って依頼が舞い込んできました。

 

もう少し詳しく言うと【朝によく詰まってその後引いて行く】って事だったんで『何か落としてませんか？』『排水桝は見ましたか？』って質問すると『何も落としてない』『排水桝も詰まっていない』らしいです。

 

リフォーム屋さんでリピーター様なんで日時を決めてお伺いしました。

 

では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

 

 

まずは状況確認から

 

 

現場に到着すると既にリフォーム屋さんが到着してはりました。依頼の段階で『高圧洗浄してほしい』との要望があったんでとりあえず排水桝を確認する事にしました。

 

最終桝は比較的簡単に見付かり犬走りにあった排水桝を確認すると『ホンマに確認しました？詰まってますよ！』って感じです。

 

詰まってたのは雑排水で水封エルボがあったんで下流側に汚水管もしくは汚水桝がある筈なんですが見当たりません。

 

 

元々あったトイレの場所は玄関入ってすぐのトコだったんですがそこを脱衣場にして風呂を広げたんかなぁ～って感じです。肝心のトイレは一番奥の元々手洗いがあった場所に作ったみたいです。

 

ＩＮＡＸのトイレだったんで『なるほどなるほど…最終桝から１番遠いトコに持って行ってわざわざ１０ｍ超えにしたんや…』って思っていると施主の奥様が『今日は詰まっていない』って言ってるから『いや、排水管は詰まってますよ』って感じです。

 

 

高圧洗浄機を準備

 

 

道が狭かったんですが何とか車は行き来が出来たんで低騒音ハイパワーの高圧洗浄機を準備しました。

 

 

まずは高圧ホースを最終桝まで引っ張ります。１０ｍホースで届く距離に車を止めれました。

 

 

先発は３分の洗管ホースにアサダ製後方６穴ノズルで一気に抜く作戦です。

 

 

洗管作業をスタート

 

 

洗管作業をし始めるとリフォーム屋さん２人が横でギャラリーをしていました。

 

 

洗管作業で汚物は出てきたんですがドッカーんとは出てこず何かの手応えが感じられました。

 

雑排水桝の水位は下がったんでこのタイミングで台所と洗面と風呂から水を出しっ放しにしてもらいます。

 

 

１分の洗管ホースで洗管作業

 

 

３分の洗管ホースにアサダ製後方６穴ノズルでは入って行かない場所があったんでリフォーム屋さんに『ひょっとして犬走りを左官して埋めました？』って聞くと『はいっ！』って事だったんで『汚水桝も埋めたんちゃう？』って言ったら『確認してみます』って事だったんで(あぁ～丸投げして何も確認してないパティ～んかもしれん)って思いながら１分の洗管ホースに前方１穴後方６穴ノズルの前方塞ぎパターンで洗管作業を続ける事にしました。

 

 

１分の洗管ホースに切り換えてから３分の洗管ホースでは入らなかった隙間を探して行きます。

 

 

恐らく隠れ桝がある箇所を触りだすと汚物がドッサリ出てきました。手応え的には割れた石桝を掻き分ける感じです。

 

 

ちょうど良いトコで高圧洗浄を止めたんですが出てきたのは便器の破片でした。リフォーム屋さんに聞くと元々は和式トイレやったそうなんで『あぁ～リフォーム屋さんあるあるのヤツ！』って思いながらある程度掻き出せる物は掻き出して行きました。

 

 

隠れ桝がある程度洗浄出来た頃に雑排水桝を確認すると正常な流れが復活してました。

 

 

まとめ

 

そんな訳でいかがでしたか？依頼をしてきたのはリフォーム屋さんなんですが実際にお金を支払ったんは施主様だったんでどちらを味方するか迷いました。

 

『後の説明はウチがします。』ってリフォーム屋さんが言ったんで『あぁ～真実を知らないまま新たな工事の提案をするんかな？』って思いました。

 

ぶっちゃけ今回の詰まりは…いや、止めとこう（苦笑）現場からは以上です。