厨房側溝に落ちる排水管２箇所とグリストラップの排水詰まり抜き

大阪市中央区博労町より【厨房側溝に落ちる排水管２箇所とグリストラップの排水詰まり抜き】って依頼が舞い込んできました。

昨日の蛇口の水漏れ修理を６箇所やったお店なんですが昨日は開店時間の関係上蛇口の水漏れ修理だけをして本日の早朝から排水詰まり抜きに行ってました。

洗い場シンクとウナギの捌き場の２箇所の排水管が詰まってて床に溢れる状態でグリストラップは店外に抜ける排水管が詰まっていました。

では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

洗い場シンク排水管を通管作業

昨日の内に調査は済ませていますから今日はいきなり作業に入ります。最悪の場合高圧洗浄するかもなんで８時前からの作業です。

まずは洗い場シンク下の排水管からの通管作業で電動フレキシロッダーＣＲＥで１０ｍｍのワイヤーにドロップヘッド大を装着しています。

距離的には側溝までそんなにないんですが排水管が４０ｍｍなので８ｍｍワイヤーにするか１０ｍｍのワイヤーにするか迷いましたが選んだのは１０ｍｍのワイヤーでした。

通してみてダメなら８ｍｍワイヤーに交換すりゃ良いんです。

曲がりは思ってたよりあったんですがＶＰ管だったんでお構いなく通していけました。

ドロップヘッド大が側溝に到達したのを確認して通水テストをしながら通管作業に切り替えました。

水は十分に流れてるんですが念の為にグリスカッター３７に変更して再度通水テストをしながら通管作業を繰り返します。

４０ｍｍの排水管でグリスカッター３７で通水テストをしながら通管作業したらほぼほぼ油脂の塊とバクテリアの塊は残りません。

洗い場シンク排水管が済んだら次はグリストラップの通管作業に移ります。

グリストラップはまあまあ大きいんですが浅いんでマメに掃除をせんと詰まります。

洗い場シンク排水管で仕上げに使ったグリスカッター３７のまんまグリストラップの通管作業をして行きます。

店舗の外にある最終桝までの距離は１０ｍ以内なんですが排水管の中は油脂の塊とバクテリアの塊でカンカンになっていました。

最終桝までを通管作業したら一旦ワイヤーを戻してグリスカッター５７に変更して再度通管作業をします。

面白いもんでグリスカッター３７ではスッカスカになった排水管ですがグリスカッター５７に変更すると数箇所油脂の塊の手応えを感じます。

グリスカッター５７での通管作業が最終桝に到達する頃、グリストラップの流れはすこぶる良くなりました。

洗い場シンクから水を出しっ放しにして通管作業をしてたら大量の血が流れてきました。

この作業中に何匹のウナギが捌かれたんだろ（苦笑）

捌き場は仕込みの真っ最中なんで店長さんの指示で側溝側から通管作業する事になりました。

ここはグリスカッター３７での通管作業です。

側溝側からワイヤーを通して行きながら『こんな排水管に何が詰まってるんかな？』なんて思いながら作業をしていると…

油脂の塊なんかバクテリアの塊なんか分かりませんがドロドロしたものが出てき始めました。

捌き場の水道を出しっ放しで通管作業をしてる間、暫くそのドロドロは続きました。

水封エルボを付けてみるとグリストラップの底ギリギリだったんで少し斜めにして隙間を開けました。

姿を消してた仕切り板も設置して暫く通水テストをしながら洗い物をして問題がなかったんで作業は終了です。

そんな訳でいかがでしたか？昨日は水漏れ修理、今日は詰まり抜きと２日にわたっての作業は終了です。

今までは社長様の付き合いのある業者さんが詰まり抜きに来てたそうなんですがなかなか動いてくれなかったらしくウチのチラシを見た店長さんが山川設備を起用して下さいました。

急に言ってすぐに行った事が評価されたんでひょっとしたら次回からも…現場からは以上です。