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グリストラップが詰まってしまって(先の排水管)水が溢れてくる
大阪市中央区西心斎橋より【グリストラップが詰まってしまって(グリストから先の排水管)水が溢れてくる】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【他業者にはマスが1つで分岐してるマスが見付けられないのか無理だと言われた】との事です。
17時から営業したいとの事で12時から現場に入り何とか時間内に片付けも出来ました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると入り口のドアにこの様な貼り紙がしてありました。
『これ、自分が何とかしないと【のランチ】も消す事になるかもしれん』って思いました。
ただでさえコロナの影響飲食店は厳しいのにランチが出来てないのは恐らく痛いハズです。
グリストラップの確認
早速お店の中に入ってグリストラップまで案内してもらったんですがパッと見て側溝のグレーチングまで水が溢れていました。
歩けば水が波打つ状況なんで厨房内の全排水がアウト判定となります。
グリストラップの蓋を開けてみるとタプンタプンの状況になっていました。
どない考えても原因は油脂の塊で閉塞してるのは明らかです。
ビルの外も確認しに行きましたがストレートの排水枡があるだけで『なるほど、こう言う事ね』って感じです。
ドレンクリーナーで通管作業
実際の作業の様子は是非とも動画をご覧下さい。
電動フレキシロッダーCREに10mmワイヤーで異径グリスカッター54をセットして通管作業をしました。
詰まりが抜けた事で色々と分かる事があるんですがこのタイミングではグリストラップに仕切り板が設置されていませんでした。
理由を聞くとグリストラップの掃除をしてる最中に流れて行かなくなったそうです。
一旦ワイヤーを戻して異径グリスカッター54からブレードカッター57に変更して再度通管作業をして行きます。
ゆっくりと油脂の塊を感じながら出来るだけ多くの油脂の塊を流し込んで行きます。
外の排水枡がストレートの排水枡だったんで何処から水が出てくるのかは敢えて確認しに行きませんでした。
仕切り板を設置して通水テスト
仕切り板を設置して通水テストをして行きます。掃除点検口の蓋は行方不明になってるとの事だったんで近日中にホームセンターに買いに行ってもらいます。
でないと油分がジャンジャン流れ出てしまうんでグリストラップの機能が果たせません。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
やっとGO PROにも慣れてきたんでまあまあ良い動画も撮れました。
現場によっては高圧洗浄をして詰まりを解消させる時もありますがビルイン店舗だとドレンクリーナーで通管作業する事が多いんです。
これで再発を繰り返す様なら管内カメラ調査をしながらフレックスシャフトで排水管の中にある油脂の塊を全て取れば良いんです。
現場からは以上です。
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