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大阪市中央区今橋より【グリストラップから先がまた詰まってきているのか流れが悪くなってきたので、また1度通管してほしい】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【前の時よりは症状が切羽詰まっている訳ではないが早めに対処しておいた方が良いと思って…】との事です。
前回の作業が2020/03/30です。
前回の作業【店舗グリストラップ排管が詰まっている様だ 水が流れない 遅い】
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して話を聞くと『水を一気に流すとグリストラップの水位が上がってくる』との事です。
恐らく排水溝の水位で気付いたんやと思いますがグリストラップの掃除はマメにされてるんでまた排水管が詰まったんやと思います。
早速、グリストラップの蓋を開けて通水テストをすると特に水位が上がってくる様子はありませんでした。
前回の作業時に分かった事なんですが地下1階に店舗が3軒あって前回はそのメイン管が詰まってたんで『今回もそれかなぁ~』って思いました。
前回の作業後にビル管理は高圧洗浄したのかを聞くとどうやらほったらかしだったみたく高圧洗浄はしてない様子でした。(あんなけ口酸っぱく教えたのに…)
電動フレキシロッダーCREでの通管作業
詰まりかけなら管内カメラで確認しながらフレックスシャフトで排水管の壁面に付着する油脂の塊を除去して行くのが一番確実ですし安価やと思いますが『前回の作業と同じで良い』って事だったんで電動フレキシロッダーCREを準備しました。
前回が15m程で通管出来てるんで今回も20mワイヤーをセットしました。
ヘッドにはブレードカッター57をセットしました。前回の作業である程度のクセも分かってるんでドロップヘッド大や異径グリスカッター54から行くのではなくいきなり勝負を掛けた訳です。
洗い場シンクの蛇口を2カ所ともジャンジャン水を流して通水テストをしながらの通管作業です。
どこかのタイミングで完全閉塞したら動画を撮ろうと考えてました。
詰まってたのはトラップ管
ジャンジャン水を流しながら通管作業をしてたんですが一度も再発する事もなく前回の抜けたトコまでブレードカッター57を通す事が出来ました。
このタイミングでオーナー様に報告をするともう一つのシンクから水を流し始めました。
するとグリストラップの水位が上がってくるんですが排水は出来てました。
『これ、ひょっとしてトラップ管の閉塞じゃね?』って思いながらトラップ管を通管作業するとあっという間にグリストラップの水位は下がりました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?リスクを冒して3軒分のメイン管をブレードカッター57を通してましたがまさかのトラップ管の詰まりでした(爆笑)
フレックスシャフトを勧めてたんが恥ずかしいわ(苦笑)どちらにしても共用部の排水管定期清掃はビル管理の仕事なんでたまたま居合わせたビル管理の責任者様に言う様にお伝えして作業は終了です。
コロナの影響もあって撤退するかなぁ~って思ってたんですがいよいよ現実味を帯びて来てました。
何かビル管理とオーナー様が揉めてました。現場からは以上です。