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高石市羽衣より【トイレの手を洗う所の水が出なくなったので蓋を開けたら今度はタンク内で水がチョロチョロ出ていて止まらない】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【ボールタップ?が故障したのか?止水栓を閉めてみたが変化なし、また戻した】との事です。
トイレのトラブルでこのチョロチョロって依頼はかなり上位にきます。
では、この現場がどんな感じの現場だったのか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると既にトイレタンクの蓋は外されてる状態でした。
奥様に話を伺うと数日前から手洗いの水が出なくなったとの事なんですが蓋を外しっぱなしってのは危険なんで止めといた方が良いです。
早速トイレタンクの中を確認するんですが奥様から聞く情報だけならダイヤフラムの故障かボールタップそのものの故障が考えられました。
そんな訳で蓋を戻してみて一旦通水テストをしてみると、なるほど手洗いからは水が出てこずトイレタンクの中でシューシュー音がしておりなかなか水が溜まらない状況でした。
トイレの品番確認
ダイヤフラムの品番を確認する為にトイレタンクの品番シールを確認しました。
TOTOのSH671BAってのがトイレタンクの品番になります。
ちなみに便器の方の品番はCS670BPとなっていました。
『BP?』って思いながら排水を見たら面白い壁排水になってました。排水管の下にタオルが敷いてましたが特に何もこれについては言われなかったんで敢えて触れずに作業を進めました。
奥様は『便器にはチョロチョロ水漏れしてない』って言ってましたが…
部品を交換
用意をしたのはダイヤフラムTH405Sと排水弁HH08008Zの二つです。
先にダイヤフラムの解体撤去をし、排水弁を解体撤去して行きます。
先にレバーにチェーンを決めてから排水弁の取り付けを行います。まずは4玉残しから始めて微調整をするんですが今回はどちらも4玉でバッチリでした。
それが済んでからダイヤフラムの取り付けをして最後に浮き玉を取り付けて内蓋そして蓋をします。
通水テスト
通水テストをして手洗いから水が出るのを確認します。止水栓は全開なんですが水の勢いが弱い様に感じたんで止水栓のフィルターも目詰まりがあるのかもしれません。
何度か通水テストをしてトイレタンクに水が溜まる秒数を確認します。
同時に便器に流れ込む水の秒数も確認しときます。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?ダイヤフラムの交換時に一緒に排水弁の交換をやっとけばしばらくは心配事はなくなります。
ただ、SHの場合は予算が許されるなら密結パッキンまで交換しとくと完璧なんですが…
逆に言うとSHはこの3つさえ交換してればかなり長持ちする様な気がします。
マンションは水漏れ=階下漏水になるから注意が必要です。現場からは以上です。
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