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トイレつまり ラバーカップ使用すると何とか流れるがまた詰まる
西宮市甲子園口北町より【分譲マンション トイレつまり ラバーカップ使用すると何とか流れるが次に使うとまた詰まる…】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【一年半前にTOTO節水型のトイレに変えたばかり(増水に設定した)ラバーカップを使用すると、奥でゴボゴボと音もする】との事です。
スタッフが行って『こりゃドレンクリーナーしか無理ちゃう?』ってトコまで作業をして自分は応援で行きました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
電動フレキシロッダーCREでの通管作業
現場に到着するとスタッフが便器を外してくれてたんで電動フレキシロッダーCREでの通管作業をする事にしました。
ちなみにスタッフはローポンプ作業をして便器脱着作業を繰り返して改善しなかったんで外の排水枡からも高圧洗浄してたんですが排水経路がハッキリしなかったんでワイヤーを通してみようと思ったそうです。
スタッフはこの75の排水管からも高圧洗浄をしたらしいんですが汚物が逆流してくるから上手く行かなかった様です。
分譲マンションの2階だったんで縦管までの排水管が詰まっているなら高圧洗浄でも何とか出来てたんでしょうが何とも出来てないんで嫌な予感しかしませんでした。
ちなみに自分は阿倍野区の現場をほったらかしにして来てるんでちゃっちゃと戻らなくてはいけません。
ブレードカッター57を一旦手に取ったんですが『いや待てよ、縦管が鉄管やったら嫌やから慎重に行こっ』っと選んだのは異径グリスカッター54でした。
本来ならばドロップヘッド大のまま10mmワイヤーを通して行くんですが待ってるお客様が居てるんで自分も時間を掛けてられないんで勝負に出ました。
管内カメラ調査
詰まりが抜けたんは抜けたんですがあまりにも流れがおかしいんで管内カメラ調査をするとまだ異物が残っているのか逆勾配なのか横引の排水管には水が溜まっている状況でした。
ここで排水アジャスターを設置してカメラを入れ直して水道ホースで水を出しっ放しにしてみる事にしました。
異径グリスカッター54のままワイヤーを通して手応えを確認して管内カメラで異物か継手部分なのかを確認をして行きます。
他の部屋との合流までの横引も管底に水が溜まっている状態なんで逆勾配は確定です。
外の排水枡からも確認
異径グリスカッター54を置き去りにして次は外の排水枡から管内カメラ調査をしました。
排水枡がコンクリート枡で排水管との接続部分が割れており水は下流側に行かない状況でした。
要は下水に到達する前に建物の下に漏れてる状態です。
管内カメラ調査をすると異径グリスカッター54がすぐそこまで来てたんですが管底は半分くらい汚泥が溜まってる状態です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?この排水枡からスタッフが高圧洗浄してる最中に道路を挟んだ向こう側のマンションの住人がクレームを入れてきて警察までくる事態になりました。
まだ19時台だったんであまり気にせずやってたんですが苦情が来たんで高圧洗浄はその時点でストップしました。
管理組合の理事会の方も駆けつけられて状況説明をしたんですがこれはなかなか大掛かりな工事になると思います。
我々は一旦トイレを使える様にしたんでその後の工事には関わらない方針です。
現場からは以上です。
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