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トイレつまり気味 汚水枡を開けたらいっぱいになっている
西宮市甲陽園目神山町より【１Ｆ、２Ｆトイレあり トイレつまり気味で（ゆっくりは流れていく）汚水枡を開けたらいっぱいになっているので排水管が詰まっていると思う…（何回か起こってるとの事）自分でも取ったりしているが見てほしい】って依頼が舞い込んできました。
現場の犬走りにはラバーカップや某ホームセンターで売ってるワイヤーやケルヒャーの高圧洗浄機が置いてあったんで相当戦ったんが予想されます。
では、この現場がどんな感じの現場だったのか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
いわゆる坂の上に建ってる家で道路側に最終枡と他２つの排水枡があったんですが、その３つの排水枡はそれぞれ生きていたので（詰まってない）階段を登って庭へと移動します。
まず、最初に玄関の門扉のそばに化粧枡が２つあったんですが一旦スルーして庭の小口径枡を確認すると見事にタプンタプンの状態でした。
とりあえず周りを観察して目に飛び込んでくる排水枡を全て開けて中を確認するんですがお客様が汚物を掬い出しててこの状態でした。
どれもこれもタプンタプンの状態でどの排水枡が何の排水枡なんかサッパリ分からん状態です。
かなり上流側の排水枡を開けてやっとタプンタプンではない排水枡を発見して最上流の排水枡は割れて水が抜けてる状態でした。
化粧枡からの通水テスト
門扉のそばにあった化粧枡も何とか開けれたんですが汚水枡も雨水枡も朽ちていてギリギリの状態です。
特に雨水枡の方は木の根が入ってきててどうしようもない状態です。
とりあえず今回は詰まっている排水枡のつまり抜きなんで低騒音ハイパワーの高圧洗浄機で排水管のつまりを抜いて行きます。
まずはこの化粧枡から高圧洗浄して行くんですが２分の洗管ホース１５ｍがアッサリと入って行き『ここからでは届かない』と判断して詰まっている排水枡側から下流側に向かって高圧洗浄してみました。
この辺の実際の作業の様子は是非とも動画をご覧下さい。
隠れ枡を発見
お客様も図面を見ても記載されてなかった小口径枡を２つ発見してつまりを抜きました。
他の排水枡は鉄蓋のコンクリート枡だったのに対してここだけ小口径枡なのでどこかのタイミングで一部排水設備の改修工事をしたんやと思います。（お客様は中古で買ってるから知らない）
出てきたのは木の根で予想通りと言えば予想通りなんですがまさかの小口径枡からでした。
これはただただ接続不良で継手を使わずパイプを突っ込んでパッキンしてるパターンでした。
お客様が汲み取ってた汚物を流して各水道を流しっ放しにして最後は化粧枡から引っ張り抜きました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか？
排水枡に木の根が侵入するって事は隙間が空いてるって事で水が漏れてます。
そしてその水は下へ下へと滲みていき土を浚っていきます。
その結果、最悪の場合には基礎の下から水漏れしてくる場合があります。
今回もそんな感じでガレージの壁から水漏れがありました。
水をナメて敵に回すとヤバい結果にしかなりませんね…
現場からは以上です。
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