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豊中市東泉丘より【マンションの水道管が破裂してパイプスペースから水が出てきて下の階まで水漏れしてる!】って依頼が舞い込んできました。
連絡が入ったのは21:23で到着までは1時間程度かかる距離です。
幸い『パイプスペースの水道メーターの止水バルブを閉めたらメーターは止まった!』って家主様が言ってて『明日になりますか?』って話だったんですが起きていたんで現場に急行しました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
『保温材を巻いてる管から水漏れしてる様だ!』って話で『持ってる材料で何とか止めれたら良いなぁ~』なんて思いながら現場に到着してみるとパイプスペースから水漏れした跡がありました。
一旦晩御飯を食べて落ち着いたからか夜間やからなのか分かりませんがかなり寒かったんですが状況を見て『ヤバい現場に来たかも…』なんて思いました。
早速パイプスペースの中を確認するんですが水浸し状態で試しに水道メーターの止水バルブを開栓するとシューシュー音がして水道メーターがグルングルン回っていました。
家主様が『保温材の管が怪しい』って言ってたんですが『水道メーターの止水バルブで止めれるって事は…』なんて思いながら周辺を注意深く観察すると…
パイプスペースの床が揺らいでいたんで徐々に上を向いていくとポリブデン管のピンホールを発見出来ました。
駄菓子菓子、13ならともかくとして10のパイプなんで継手がありません。
止水作業
まずはユニオンナットを外してピンホールの箇所を切って繋げるんか寸法確認をしました。
微妙に届かない事が判明して『ならキャップナットで止めれんか?』って思いました。
キャップナットで止水をして開栓して各蛇口を開いてもらうとじわじわと逆流してるんで給湯器に繋がる水道のバルブを閉めてお湯は諦めてもらいました。
師匠に連絡して『継手持ってない?取りに行ったら怒る?』って連絡したら『倉庫にあるから無理!』って言われたんで自分も諦めが付きました(苦笑)
給湯管の繋ぎ直し
いつも頼んでる材料屋さんは日曜日で休みで鶴見区の材料屋さんに行くも扱っておらず戻ってきてコーナンPROに行ったらありました。
タブチ製なんで継手が合うかどうかはやってみな分からんので夕方の予定だったんですが午前中に繋ぎ直しだけしてみる事にしました。
到着してちゃっちゃとパイプを切って行きます。やって出来なけりゃ諦めも付くってもんです(苦笑)
繋ぎ直して水道メーターの止水バルブを開栓するとまだ水道メーターはグルングルン回っていました。
目視で確認出来るトコに水漏れはないんで『宅内で他にもあるんか…』なんて思って頭を抱えていたら家主様もやってきて『部屋に入って蛇口を確認しましょ!』って言って鍵を開けてもらい中に入りました。
キッチン蛇口の水漏れ
中に入って見るとキッチンの方で水が出てる音がしていました。壁付混合水栓なんですがスパウトが根元から無い状態でジャジャ漏れ状態でした。
家主様のGOサインと共に既設水栓の解体撤去をしました。カートリッジを交換なんて発想は1mmもありません。
何てったって下の階の入居者様がカンカンになって怒ってますから(苦笑)
お湯の(左側)の偏芯管を解体撤去する時に取り出し金具も緩んでいる事に気付いて固定しながら解体撤去してサビ取りをしました。
新しい混合水栓の取り付けをして偏芯管の止水栓を閉めて水道メーターの止水バルブを開栓すると水道メーターはやっと止まりました。
偏芯管の止水栓を開栓してエア抜きをして通水テストをしました。
今回取り付けた混合水栓はTOTO TKS05311です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?2日間に渡って給湯管の繋ぎ直しと混合水栓の交換を行いました。
ポリブデン管の繋ぎ直しに関してはポリブデン管はブリヂストン、継手はタブチなんで不安があるんで空室になったらそのタイミングで全ての水道管とお湯の管を引き換えにする事になりました。
ポリブデン管も劣化してピンホールの水漏れをする事を勉強出来ました。現場からは以上です。