依頼そのものは26日にあって予約されたんが今日やったんです。
そもそもの依頼内容が厨房内 洗い場シンク下 排水管の亀裂部分から水漏れって話やったんで慌ててないんかなぁ〜って感じです。
この駅前のビルの16Fにあるレストラン街は同業者があまり行きたがらないのかあちこちから「山川設備さん行けます?」って連絡が入ります。
本来なら入館申請してって手順があるんですが水道屋さんも依頼するお客様もちょっとした修理やのに面倒って感じやから「山川設備さんコソッと入ってチャチャッと直してきて!」ってなるみたいです。
大阪市北区梅田のど真ん中に山川設備は似合わないと思うんですけどね〜
ちなみに依頼とともに送られて来た写真を見てみると、どない考えてもフレキ管の水漏れやから排水管ではないんやけどなぁ〜〜って思ってました。
さて、到着して調査を始めると厨房洗い場シンクの立水栓が固定出来てないからか浮いてます。
(右側の立水栓です。)
なるほどなるほど、誰が排水管の水漏れって言い出したのか分かりませんが実際にはフレキ管の水漏れって思ってたのが大正解やったみたいです。
この立水栓が固定されてなくグラグラになってるパターンは立水栓のスパウトの動きが悪くなって扱いが雑になり水栓そのものまで動かし下から挟み込むように止めてるナットを供回りさせてしまったってパターンなんです。
ただ、本来なら厨房って不特定多数のスタッフが居てるんで扱いが優しい人や扱いが雑な人が居ます。
こんな問題にならない様に立水栓を取り付けるんじゃなく取り出し金具を取り付けてって施工をすれば良いんですがだいたい厨房を作る時に予算をケチったか施工業者が材料をケチったかそもそも知らないかなんです。
亀裂が入ったんが先ではなく立水栓の固定が緩んでフレキナットが緩み直せば良いのにしばらくほったらかしにするからフレキ管そのものにも亀裂が入ったんやと思います。
んで、このお店は各分岐に止水バルブが備え付けられてません。
早い話、蛇口のパッキンを交換するのにいちいちお店全体の止水をしなきゃいけません。
これ、相当危険で何処かで噴水になったらお店は営業出来なくなるパターンのお店です。
ホンマ、施工業者に何でこんな施工にしたのか聞きたいくらいです。
工事費をケチられたのか?
材料をケチったのか?
そもそも知らんでこれが当たり前やと思っているのか?
とりあえず立水栓を再取り付けする為に一旦解体しました。
下から挟み込むネジ、ワッシャー、パッキンは使い物にならんかったんで交換して対応します。
そうそう、立水栓を解体する前に全体止水をしてボールバルブを新設しました。
んで、ここで止水して全体は開栓して作業を始めてます。
この止水バルブを取り付けるにも誰がここに分岐を指示したのかシンクの足からズラせや!って心の中で怒りながら作業してました。
ホンマは止水バルブも右側に向けたいんですがシンクの足が邪魔して止水バルブを回せないんで左側に向けてます。
んで、新しいフレキ管を作って繋いでシンク下の水漏れは無くなりました。
グラグラになってた立水栓もバチっと固定してます。
施工業者が鈍臭いとお店が立派に見えても中身は最悪な厨房って残念なパターンが多いです。
特にこの最近は工事費やらを値段値段で安くって考えが多いのか雑な施工業者の後始末が多いです。
値段が安いって事は材料をケチって技術も大した事ないって気が付かんかなぁ〜〜