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八尾市若林町より【分譲マンション 台所の壁付混合水栓の水が止まらない 漏れてる】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【20年近く使ってるので水栓ごと交換しないといけないかも?】との事です。
TOTO TKJ-30URXって受付さんが聞いてたんで『カートリッジの交換をしてみてダメだったら水栓ごと交換』って感じです。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して水栓を触ってみるとレバーの位置をズラせば水漏れが弱くなるトコもあるんですがこの水栓を触り慣れてない自分は止めれませんでした。
奥様は毎日触ってるからかして『ココやで』って止めてはりました。
まずは偏芯管の止水栓を閉めてみて水湯がコントロール出来てるのか確認して行きます。
品番確認をすると事前に聞いてた通りTOTO TKJ-30URXでした。
これはカートリッジを交換して何度も水漏れを止めた事があるヤツです。
水栓を分解します
偏芯管の止水栓を閉めてからレバーハンドルを外して行きます。ここでレバーハンドルが割れる様なら諦めて水栓ごと交換すりゃ良いんです。
これはプロがやろうが素人さんがやろうが大した差はないんで割れる時は割れてしまいます。
次にカートリッジの固定カバーを外すんですがこのタイプはパイレンで回して行きます。
樹脂製の固定カバーなんで割れたら最後なんだがこれも難なくクリア出来ちゃった(苦笑)
後は慎重にカートリッジを取り出して本体に残っちゃったパーツ類をラジオペンチで取り除きます。
大抵カートリッジって中で破損して割れてますよね(苦笑)混合水栓はパッキンやなくてカートリッジの交換ね。
間違ってもこのパターンで『パッキン、パッキン』なんて言おうもんなら素人さんってバレて相手がぼったくり業者なら穴の毛までイカれまっせ(笑)
カートリッジの取り付け
TOTO TKJ-30URXのカートリッジの交換にはTOTO TNY582Nを使います。
最近のTOTOの混合水栓はまだ水漏れ事案が発生してないからあまり勉強してないから(まだ必要ない)アレなんですがこの当時のキッチンの混合水栓はカートリッジがほぼほぼ2種類で今回のはTOTO TNY582Nとなります。
カートリッジを交換してカバーを付けたらレバーを付ける前に通水テストをして行きます。
この時点でポタポタ漏れが直ってなかったら混合水栓の交換になるんですが大抵の場合直っています。
通水テストが上手く行ったら古いカートリッジとの写真を撮っておきます。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?このTOTO TNY582Nのカートリッジの取り付けに必要なのはラジオペンチと細い指と老眼鏡です。(自分は老眼鏡が無いと出来ません)
先にバネを置いて(向きがある)ゴムを置いてカートリッジを置くんですがちょっとでもズレると水漏れをしちゃいます。
まっ、水道屋さん目線で言えば壁付混合水栓は定期的に水栓ごと交換しといた方が良いと思います。
カートリッジ交換で水漏れは止まりますが水栓ソケットの劣化を防ぐなら偏芯管を外して掃除をした方が良いんです。
この辺りの話はYouTubeチャンネルの方で語るとします。
現場からは以上です。
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