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東大阪市東山町より【お風呂の混合水栓、シャワーの交換希望】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【水漏れしてて、壊れてる…?新しいのに変えたい】との事です。
更に言うと【多分、台付と思う】らしいです。
YOUTUBEを観ながら旦那様がカートリッジを交換しようと思いバラし始めて途中で断念して1週間シャワーが使えなかったって話です(笑)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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まずは水漏れの状況確認から
現場に到着して玄関から浴室が見えて『あれっ?台付って聞いてたけど壁付やん!』って思いました。
ただ、最近目が悪くなってきてそう見えたのか…兎に角お宅に上がって近くで見てみるとやはり壁付のサーモスタットシャワー混合水栓でした(爆笑)
パッと見て右側のレバーが壊れてるんが確認出来たんで旦那様の顔を見ると『そうなんです…YOUTUBEを見て自分でカートリッジを交換しようと思ってバラしてると何かが割れてどうにもこうにもになったんです』って白状しはりました。
まっ、1円でも安く済ませたい気持ちは分からんでもないんですが専門的な仕事を自分でやって仮に上手く行ったとしても心まで貧しくなる様な気がするんです。
壁付サーモスタットシャワー混合水栓の解体
さて、壁付サーモスタットシャワー混合水栓の解体撤去の手順なんですが、まずは偏芯管の止水バルブを水湯共に閉めて行きます。
次に外にある水道メーターの止水栓を閉めます
浴室に戻りシャワーホースを先に外してから本体を偏芯管から外します。
ここでいきなり偏芯管を外すんではなく偏芯管の止水バルブをゆっくりと開栓します。
水道メーターの止水栓がちゃんと機能してれば水湯は止まってるハズなんですが我々業者は水道メーターの止水栓なんか1mmも信用出来ないんでこの順番で解体して行きます。
現に今回の現場でも水道メーターの止水栓が効いておらずチョロチョロ水が出てくる状態でした(爆笑)
ただ、ここは浴室…多少の水が出っ放しでも床に排水があるから気にせんと偏芯管を外しました。
(ずっと見てた旦那様は気付けたかな?)
壁付サーモスタットシャワー混合水栓の取り付け
偏芯管にシールテープを巻いて取り付けます。次に本体側にシャワーホースを先に取り付けます。
後は偏芯管に本体を取り付けて水平を出します。この時に『この家、傾いてるなぁ~』って感じた時はレベルを当てながら偏芯管の角度を合わせます。
水平が出たら偏芯管と本体の本締めをして行きます。シャワーホースにヘッドを付けたら偏芯管の止水バルブを閉めます。
水道メーターの止水栓を開栓して現時点で漏水が無いかの確認をして行きます。
今回は止水時にトイレを使うわ、散水栓ボックス内の蛇口がジャジャ漏れ状態やわでなかなか水道メーターが止まりませんでした(苦笑)
通水テストをして行く
水道メーターの止水栓を開栓したら散水栓でエア抜きを行ってから浴室シャワー水栓の偏芯管の止水バルブを開栓して行きます。
この時もいきなり開栓するんではなくジワッと開栓するのがキモです。
開栓が済んだらいよいよ松本伊代…違った、いよいよ通水テストをして行きます。
シャワーから水が出るか?吐水口から水が出るか?を確認したら次に給湯器のリモコンに電源を入れお湯が出るかの確認をして行きます。
一通りの通水テストが終われば次は漏水調査をして行きます。偏芯管の根元からの水漏れが無いか?偏芯管と本体のネジ部分から水漏れが無いかの確認して問題が無ければ作業は終了です。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?今回交換した壁付サーモスタットシャワー混合水栓はTOTOのTBV03401Jって言う水栓です。
今までの壁付サーモスタットシャワー混合水栓はKVKの水栓だったんですがワテが常備してるのはこれになります。
最近、浴室シャワー混合水栓もツーバルブを交換する場合や見てくれを気にしない人ならTBVO03301Jもお勧めです。
ワテは常備してないんですが後々のカートリッジを交換する際はこちらの方が良い様な気がするんです。
ただ、不細工なんで賃貸マンションとかでしか人気がないんですが…(苦笑)
現場からは以上です。