この仕事をしていると色んなお客様が居る事が分かります。
地震の影響ど真ん中の茨木市駅前から前日に漏水調査の依頼が舞い込んできました。
話を聞くと二世帯住宅で1階にも2階にも玄関があるタイプの住宅で2階にオーナーさん、1階に店子さんってな感じで1階を賃貸物件にしてはるそうです。
んで、別の人が漏水調査に行ったところ給湯器の壁の中で漏水してる事は分かったらしいんですがハウスメーカーが1階の床下から直せないか?って言ったそうなんです。
1階は店子さんなんで不在やったらしくこれ以上現時点では何も出来ないって言ったらオーナーさんが噛み付いたみたいです。
とりあえず1階の店子さんにアポを取って出直しになったそうなんですが最初に漏水調査に行った人が「あそこは2度と行かん」って言ったらしいです(笑)
んで、別の人を手配しようとしたらその人は閉所恐怖症で床下NGだったらしいです。
「だから山川設備さん行って」って言われて丁重にお断りしました。
いや、床下作業は大丈夫やけどそんなオーナーさんと話をしたくないってのが理由です。
大丈夫やからお願いします!って言うから渋々受けての当日…
到着してオーナーさんと話をして3分くらいで「あっ、帰りたい」って思いました。
まず、オーナーさんか何か知らんけど漏水してるんはオーナーさんの部屋の2階に上がる水道管なんです。
給湯器が1階にあるから1階の店子さんの部屋の点検口から潜らせてもらうって話やった筈やのに店子さんへの説明が不十分で店子さんは「えっ?部屋に入るの?」ってなってます。
まぁ〜
説明が不十分だから当然です。
元請け会社に連絡して事情を説明してもう帰ろうとしたら「頼むから…」って言われて山川設備が1階の店子さんに事情を説明して部屋の中に上がらせてもらいました。
畳の部屋に点検口がありそこから床下に入って水漏れしてる箇所に向かいます。
外から1階に吊ってる給湯器の裏側ってのは分かってるんで後は床下で切り替えが出来るんかどうかの調査です。
ハウスメーカーの話では床下で切り替え出来た?みたいな事を言ってるらしいんですが左から1階トイレの給水管、トイレの排水管、後はガス管なんで2階に上がる水道管は全て壁の中でした。
んっ?
誰や?床下に潜ったら切り替え出来るとか言ったの?
はいっ、そんなかんなで1階の店子さんのトイレの壁を開口しないと切り替えが出来ない事を判明させました。
山川設備でも出来ますが正直なところ1階の店子さんへの説明をするんも気が引けますしそもそもオーナーさんが助けてあげたいって人じゃないんでこの先の作業は断りました!
いくら仕事って言われても金儲け主義ならやりますが山川設備は理念があるのでこんなオーナーさんからお金は要りません。
漏水調査費のみで帰ります。
勘違いしないでほしいんですがボッタクリ業者ならこんなオーナーさんなら山盛り上乗せして工事するんでしょうが山川設備は料金が固定なんで逆にお客様を選びます。
こんな事は予想通りだったんで最初の話の時点で断わりゃ良かったと後悔しかありません。
まっ、誰かが直すんでしょうけど山川設備は直せるけど直しません!