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四條畷市中野新町より【洗面台の下に穴があって、そこから覗くと床下(基礎の部分)が水漏れしている様だ】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【お風呂の配管から水の音がしてる】との事です。
最初事務員さんから一報を受けた時は『洗面台蛇口の蛇腹ホースからの水漏れちゃうか?』って思ったんですがまさかまさか床下が海になってるとは思いませんでした(苦笑)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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まずは水漏れの状況確認から
現場に到着すると玄関から入った時点で『今日もヤバい現場だよ(苦笑)』って思いました。
既に脱衣場の収納庫が外されており旦那様が洗面器で水を汲み出してるんです(笑)
思わず笑っちゃったんですが笑ってる場合じゃありません。
近付いてみると床下の基礎部分に水が溜まってて『今日は寒中水泳かぁ~』なんて思いながら調査を始めます。
それにしても物凄い水位で『こりゃ水かお湯かどっちやろ?』なんとなく排水じゃねぇなって思いました。
給湯器の確認と止水
給湯器の確認をしに行き『グワーッ床暖やんけぇ~』って思いました。
とりあえず給水管か給湯管のどちらかを確認しようと給湯器の止水バルブを閉めてみます。
この時点では完全に給湯管を疑っていました。勿論、循環ホースも含めてです。
給湯器のバルブを閉めて水道メーターのバルブを開栓してみます。(到着時には旦那様が閉めてくれてました)
ジッと見る必要も無いくらいにパイロットはグルングルン回っています。
『マヂか?給湯管じゃなくて給水管かえっ!』って言いながら水道メーターの止水栓を閉めて脱衣場に戻ります。
脱衣場に戻って床下を覗きながら旦那様に水道メーターの止水栓を開栓してもらいます。
床下の水の汲み出し
水漏れ箇所はなんとなく分かったんで(天才ですから…)旦那様と床下の水の汲み出しをします。
ワテは洗面台に旦那様は浴室に水を汲み出す事数分で『こんな事してたら日が暮れんじゃね?』って気付きます。
『そう言えば水中ポンプがあったなぁ~』なんて車の中をゴソゴソする事5分、見付けました!
前の水中ポンプが壊れてから買ってたんですが初めて使います。(使い勝手が分からん)
『このホース使い勝手悪ぅ~!』なんて2度程噴水ショーしながらの汲み出しをします。
念の為に言っときますが数時間掛かっても数cmは残ります。
壁に穴を開ける
そんな訳で水位が下がったタイミングで壁に穴を開けました。
壁に穴を開けたからって言ってもお風呂の水が抜けるスピードには程遠く、ってかそもそもの水量が多いのと傾斜の問題なんでしょうが…
この穴を開けてから2時間程でここまで水が抜けました。これをやってる間に家の周りを確認しに行きます。
家の壁を確認
壁に穴を開けて水を抜いてる間に家の壁を確認しに行ったんですがあちこちで水漏れした跡がありました。
ここら辺が1番壁の水が漏れていました。
給水管の切り換え工事
漏れてる箇所をピンポイントで発見するより可能性がある箇所を切り換えた方が良いんで(今更開栓して床下の水を増やしたくない)パンツ1丁になって床下の給水管を切り換えました。
この切り換えが当たってるんか外れてるんかは分かりませんが自分を信じてノリが乾くのを待ちます。
その待ってる間に奥様が温かいコーヒーとドーナツを出してくれました。
まとめ
そんな訳でどないでしたか?時間が経ってから水道メーターのバルブを開栓してパイロットが回り始め止まるまでの間は奥様と祈ってました(大袈裟)
各水道のエア抜きをして再度水道メーターを確認するとビタっとパイロットは止まってます。
『いやぁ~成功っす!』って言った時の奥様と大奥様の笑顔はこっちも嬉しくなりました(笑)
床下がまだまだ濡れてるんでしばらくは脱衣場の収納庫は開けっ放しになりますが大奥様がトイレに行ける様に出来たんが良かったです。現場からは以上です。