手洗いと排水パイプの接続部品からの水漏れ修理の依頼が舞い込んできました。
こんな内容を素人さんがちょっとDIYが出来る素人さんに相談すると「そんなんパッキンの交換で直るわ!」ってイキるみたいです。
我々みたいな業者さんに相談するとそうじゃない場合もあるから「見てみないと分かりません。」って解答になります。
果たしてどちらが正しいんでしょうか?
結論から言うと信頼関係があるかないかって事に尽きると思います。
ちょっとでも不安があるなら絶対に業者さんに頼んでは行けません。
逆に業者さんに頼むなら任せるしかありません。
それが例えぼったくり業者やったとしてもその業者を探して選んで呼んだんは呼んだ人の責任です。
さて、まず押さえておきたいのはこの場所で水漏れした場合にテープでグルグル巻きにする人が居てますが直りませんし後から自分が直すにしても業者さんを呼ぶにしても邪魔になるだけなんで絶対にしない方が良いです。
念の為にバケツで受けるのは良いと思います。
テープを剥がすと状況が分かったんですが横穴排水栓が折れてました。
この様な場合はプロが対処しようが自分達で直そうが交換の1択なんで覚えておいてください。
「何か方法あるやろ?」って期待してもダメです。
考えるのも試すのも時間の無駄です!
折れてないならパッキンが原因のパターンもありなんですが折れてたら交換です。
ここが折れるパターンは排水つまりで原因がトラップと判断して脱着作業の際にナットが固くてコジったんやと思います。
交換する時はパイプ径に合わせます。分からなければ解体した物をホームセンターに持って行って比べたら1発で判断出来ます。
オーバーフローがあれば横穴排水栓、無ければ丸鉢排水栓って感じです。
ただ、ここが折れてる場合は片ツバ管のツバも折れてる場合もあり排水トラップを全て交換するなら良いんですが破損箇所だけを交換するつもりならしっかり確認しときたいトコです。
横穴排水栓の交換をして片ツバ管の平パッキンの交換もしときました。
ちなみにPトラップの多くは既製品では合わない場合があるんでパイプカッターで寸法を測って切る場面があります。
手洗い器を割ったらますますややこしい話になるからナットの締め込みには十分注意して下さい。
今回使った横穴排水栓はPH33-25でした。
キツい言い方になりますがDIYで修理するならまあまあの難易度やと思います。
って言っても解体と締め込みに最新の注意を払ってやれば何とかなります。
自信の無い人は信頼出来る業者さんに頼みましょう。