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賃貸マンション キッチン排水詰まり(ゆっくり流れていく感じ)
大東市寺川より【賃貸マンション キッチン排水詰まり(ゆっくり時間を掛けたら流れていく感じ)】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【以前にも詰まった事があり階下漏水した事があったので逆流しても水が漏れない様に大家さんが手を加えた様です。6月頃にも詰まりワイヤーを入れて(キッチンと洗面所)その時は流れた。】との事です。
更に言えば【今回また詰まり同様にワイヤーを入れたら金属の様な物に途中で当たってる音がした。ワイヤーの先端に磁石を付けて取り出せるかやってみたがダメ】らしいです。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して水を流してみると特に詰まってる様子は無く、何とか流れてる状態でした。
ここでシンクの下を確認すると蛇腹配管って言うのか面白い配管で施工されてました。
一応自分も40と50を1本ずつ持ってるんですがまだ使った事がありません。
しかも接着してるんで実質実管みたいなもんで箸なんかを落とすと厄介な事になるヤツです。
たしかに詰まった時には良いとは思いますが考えが浅いです。
管内カメラ調査
管内カメラ調査をすると排水管の中は油脂の塊がドッサリありました。
奥に行けば行くほど油脂の塊がドッサリでほぼほぼ閉塞してる状態でした。
フレックスシャフトで管壁清掃
油脂の塊が多すぎるんでフレックスシャフトK9-102で管壁清掃をしながら通管作業をし、金属音ってのを確認する事にしました。
多少の逆勾配がありましたが何とか排水管の管壁に付着する油脂の塊はほぼほぼ除去しました。
一応、メイン管との合流部分まで管内カメラ調査をしましたが金属音の主はありませんでした。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
大抵のワイヤーのみの通管作業では管壁に付着する油脂の塊までは取れません。
何で取れないかは自分が行った現場では説明してるんですが皆さんあんまり排水詰まりの理屈が分かっていません。
今回は大家さんからの依頼だったんで4年サイクルで入退去する物件なんで定期清掃を提案しました。
現場からは以上です。