美容室の排水詰まり抜き シャンプー台３台がコポコポ音がしてる

 

東大阪市御幸町より【美容室の排水詰まり？ シャンプー台３台がコポコポ音がしていて道具を使ったりして抜こうとしたがスタッフルームにあるキッチン(流し)の下から逆流してきた】って依頼が舞い込んできました。

 

過去にも詰まって同業他社が何かをやって(何をやったかは分かっていない)詰まりを抜いてもらったらしいです。

 

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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

 

 

まずは状況確認から

 

 

現場に到着して店舗に入る前に排水桝の確認をしました。

 

表から見たら１Ｆなんやが裏から見たら２Ｆの店舗になっててちょいとややこしい作りになってました。

 

排水桝の確認をすると経路が分からなかったのと前の道路が交通量が多かったんでこの時点で高圧洗浄の線は除外しました。

 

 

…で、スタッフルームのキッチンってのがこちら。

 

既に作業がし易い様に片付けられていました。

 

 

シンクの下を確認すると水漏れの跡があるんですが、これはシャンプー台からスッポンをしてここが噴水になった跡でした。

 

排水蛇腹ホースと排水管の接続部分をビニールテープでグルグル巻きにしてるんですが隙間があってそこから逆流したみたいです。

 

 

排水蛇腹ホースを抜いてみるとギリギリの長さでした。

 

排水管を覗くと底に水は溜まってましたがまだ余裕があったんでシャンプー台から水を出しっ放しにして中を確認するとシャンプー台が上流側って事が確認出来ました。

 

この時点で自分の勝ちって感じです。

 

 

管内カメラ調査とフレックスシャフト

 

 

上流側からなんで高圧洗浄はダメ、ワイヤーだと排水管は綺麗にならないからダメ、って事で管内カメラ調査をしながらのフレックスシャフトでの通管作業をする事になりました。

 

完全閉塞だったらこの前にワイヤーで通管作業するんですが若干の流れはあったんでいきなり勝負を掛けました。

 

 

排水管は入ってすぐから水が溜まってる状態でした。

 

 

少し先に進んで行くと何やら排水管を閉塞させてる異物が見え始めました。

 

ここでフレックスシャフトで搔きまわしながら通水テストをしてその異物が流れてくれないか試してみました。

 

 

この時点でどうやら排水蛇腹ホースの様に見えました。

 

 

隣の扉を開けると

 

 

メインの横の扉を開けると洗濯の排水ホースが突っ込んでました。

 

この排水ホースが長くて底に付いてました。

 

 

排水ホースを抜いて管内カメラ調査しながらのフレックスシャフトでの通管作業をしていくと大量の毛髪類を引っ張り出せました。

 

 

後はジャンジャン水を流しながらフレックスシャフトで管壁に付着する油脂の塊を除去して配管清掃をしました。

 

 

排水蛇腹ホース

 

 

詰まり抜きの作業後にキッチンの排水蛇腹ホースの加工施工をして新しくしました。

 

自分はビニールテープのグルグル巻きが大嫌いなんで防臭キャップを新設しました。

 

 

洗濯の排水ホースは管内カメラで確認しながら長さを切って調整しました。

 

こちらも防臭キャップを新設しています。

 

 

まとめ

 

そんな訳でいかがでしたか？

 

今回の一番の原因は洗濯の排水ホースが長すぎたってトコです。

 

底に付いてたんで脇を水が通過してたんでしょうが毛髪類や油脂の塊で何度も再発してたんやと思います。

 

一応、縦管までを通管作業したんでもうしばらくは再発しないと思います。

 

現場からは以上です。