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店舗グリストラップ 詰まってはいないが流れが悪くなっている
大阪市北区大淀中より【店舗グリストラップ 詰まってはいないが流れが悪くなっている】って依頼が舞い込んできました。
2021/05/12に依頼を下さったリピーター様からの依頼となります。
前回の作業では解明出来なかった違和感を今回は管内カメラ調査で確認出来ました。
中途半端な作業では再発までの期間が短くなるんです。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から

現場に到着してグリストラップを確認すると前回の作業時には綺麗に清掃されてたが今回は普通に汚れてました。

グリストラップから下流側にある倉庫の中の小口径桝を確認すると管底には水が溜まってる状態でした。
管内カメラ調査

管内カメラ調査する前にグリストラップから直接ホースで通水テストをするんですが下流側に水を送っているのにグリストラップ側に戻ってきてしまいます。
これが逆勾配なんか、何かしらの障害物があるんかを調査して行きます。

グリストラップからの管口径が65なんでM40で管内カメラ調査をしました。

見やすい様にフレックスシャフトK9-204で管壁清掃をしながら奥の状況を確認しました。

ドロップがあってこの先に問題があったんですが肝心要の写真は撮り忘れると言う…(笑)
倉庫内の小口径桝から

相変わらずドロップから下流側に入って行かないんで倉庫内の小口径桝から作業をする事にしました。

倉庫内の小口径桝からまずは上流側の排水管清掃をして行きます。


こんな感じで前回の作業でブレードカッター57が入って行かなかった理由もハッキリしました。

ここがトイレとの合流部分になるんですがトンボ配管なのか上流側に水が逃げて行きます。
小口径桝から下流側

後は小口径桝から下流側で最終桝までの排水管を管壁清掃して行きます。

小口径桝から下流側を管内カメラ調査し始めてすぐのトコでどデカい油脂の塊が付着してました。



管底に油脂の塊が付着してるから小口径桝を見ると水が溜まっているんです。

油脂の塊を除去したトコとしてないトコの比較写真となります。

管内カメラが最終桝に到達してるのを写真を撮っておきました。

最終桝から下流側もチラッとだけ見に行きました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
今回はグリストラップから倉庫内の小口径桝、そして倉庫内の小口径桝から下流側とそれぞれの排水管に油脂の塊が付着してました。
作業が終わってから通水テストをしていると外国人のオーナー様が『水の流れる音が変わった』って喜んで頂けました。
日本人でもなかなか伝わらんのに音が分かるなんて素敵です。
現場からは以上です。