現在、山川設備のドレンクリーナーに装置出来るワイヤーは13mmが15.2m、10mmが15m、8mmが15m、6mmが10mなんです。
だからそれ以上の距離に排水管のつまりの原因がある場合は太刀打ち出来ません。
そもそも排水管のつまりでドレンクリーナーを使って通管する場面はそんなに多くありません。
本来なら高圧洗浄機で洗管作業をして排水管のつまりを通管するんですが高圧洗浄機を使えない現場や排水経路がイマイチ分からない時にはドレンクリーナーを使います。
まず高圧洗浄機を使うには条件があります。
ハイパワー低騒音の高圧洗浄機を使うには山川設備のハイエースが近寄れる場所でその側に水道も必要です。
洗管屋さんによってはタンクまで積んでる業者さんも居てますが山川設備は洗管専門じゃないんでタンクまでは積んでません。
またポータブルのエンジンタイプの高圧洗浄機はコロコロ転がして移動出来るんでハイエースが入って行けない現場でも大丈夫なんですがその分パワーが劣るんで一般家庭の排水管のつまりなら楽勝ですが飲食店のガチ詰まりだと結構時間がかかりドレンクリーナーを併用する事もあります。
電動の高圧洗浄機はビルの中だろうがマンションであろうがエンジンを使わないんで火災報知器がある場所でも大丈夫なんですがその分パワーが相当劣ります。
基本的に高圧洗浄機で洗管作業する場合は詰まってない下流側から洗管ホースを入れるんで排水マスなり点検口がないと作業出来ません。
その点ドレンクリーナーは上流側からワイヤーを通して通管するんで下流側の排水マスなり点検口が無くても作業が出来ます。
さて、そんな感じで大阪市中央区南船場の店舗から「店内グリストラップの詰まり」の案件が舞い込んできました。
ここだけの話、クリスタ長堀の地下にある店舗です。
この店舗、去年のクリスマスイブにも洗い場シンクの排水つまりできてたんですが前回はグリストラップの1つ手前の排水マスで片付けたからグリストラップを開けてなかったんです。
途中でクリスタ長堀の人が排水経路図まで持ってきてくれて排水経路は分かりましたが山川設備のドレンクリーナーに装置してるワイヤーだと距離が足りません(苦笑)
仕方なく40mまでの作業が出来る人にバトンタッチして山川設備は撤収しました。
いやぁ〜
たまに15m手前でも届かない現場があるんよね〜
そんな現場が滅多にないからなかなか20mのワイヤーを買おうと思わんのです(苦笑)
ちなみにバトンタッチした業者さんに聞いたら後数mのトコで抜けたそうです。
20mのワイヤー買おうかなぁ〜