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台所の排水桝が油でいっぱい 蓋が浮いてて溢れ散らかしている
大阪市東淀川区井高野より【台所の排水桝が油でいっぱい 蓋が浮いてて溢れ散らかしている】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【桝の上に物置があって動かすのは難しいかも】との事です。
家の前の道が狭く車が止めれないのと、排水経路がハッキリしなかったんで高圧洗浄をするのは厳しい状況でした。
どうする?
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から

現場に到着すると家の裏にある物置の周りは溢れた跡がありボトボトになってました。
確かに排水桝は物置の下にあるんですが蓋は外されていました。

会社兼自宅って感じなんですが奥様が旦那様に『台所が臭い』って言ってたそうです。
たまたま裏の物置の材料を取りに行った時に溢れて蓋が浮いてるのを発見したそうです。
とりあえずバールを使って壁に張り付いた油脂の塊を削り落としてこの排水桝に何本の排水管が接続されているのか手を突っ込んで確認したら2本のみでした。
って事はここから何かを突っ込むなら低い方の排水管に突っ込めば良いんです。
フレックスシャフトK9-102

この時点では下流側の排水桝は分かっていませんでした。
って言うのも高圧洗浄をしない方向で考えていたんで探しもしませんでした。

玄関を見て右側にある排水桝にチェーンノッカーが到達してました。
ただ、出てきてるのは65か75の排水管やったんでフレックスシャフトK9-102のチェーンノッカーでは油脂の塊を全て除去するのは時間が掛かってしまいます。
フレックスシャフトK9-204

ここで『ブッシングまでの間はこれで行こう』とフレックスシャフトK9-204で上流側に向かって通管作業をしました。
すると山積みになった瓦の下でカラカラとチェーンノッカーが当たる音がしました。
瓦を退けるとそこには隠れ桝がありました。
ここで排水経路の全貌が明らかになりました。
管内カメラ調査

ここでまずは右側ルートを管内カメラ調査しました。
65だか75の排水管は綺麗になっていました。

次に裏側の溢れた排水桝から右角の排水桝まで管内カメラ調査しながらのフレックスシャフトK9-102で排水管の壁面清掃をしました。
逆勾配になってるんでなかなか排水管内は崩れた油脂の塊の破片が滞留してました。

後は旦那様が周りの清掃と排水桝の清掃はするそうです。
ちなみに山川設備がやっても良いんですが当然料金を頂きます。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
この会社は住設のメンテナンスをやってるそうなんですが水道はやってないそうです。
隣の家も傾いてる様に見えますし、犬走りのコンクリートの下も亀裂から見る限り陥没してる様に見えました。
周りの家も建て替えしてはるんでそろそろ限界なんかも知れませんね。
現場からは以上です。






