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トイレ内の洗面台が詰まった原因と修理方法 東大阪市長堂
飲食店でも夜間に営業してる店舗なら起こりうる事案が発生しての依頼なんで必見です。
依頼内容は『トイレの洗面台が詰まっており水が流れ難い』って感じです。
原因は色んなパターンが考えられますが今回の場合は夜間に起こるパターンのヤツなんで業者さんを手配出来なければ自分達で対処しなくちゃいけません。
こんな水のトラブルに緊急業者がどんな風に原因を調査し修理するのかを解説して行きます。
まずは現場の仕組みを押さえる。
自動洗浄の水栓に手をかざして水を出すとなるほど一旦溢れそうになってゆっくりと引いて行きます。
見る人によっては詰まってるって認識がないんでしょうが実際は詰まってます。
洗面台の下を見るだけで排水トラップがPトラップなのかSトラップなのか確認出来ます。
更に言えば水道の蛇口もあったんで1番条件が整っています。
お客様があれこれとやった結果
見てもらって分かると思いますがめっさ綺麗です。
普通なら髪の毛や体毛、ヌルヌルのバクテリアが付着してるんですがそれがないって事はお客様もここを疑って清掃したんやと思います。
これが原因じゃないなら次の原因を探します。
次に疑うのは排水トラップのU管です。これは解体して中を掃除すれば良いんです。
駄菓子菓子、今回はここも綺麗に掃除した後でした。
ただ、僅かに香る異臭に気が付けました。
ちょっと酸っぱい感じの嘔吐物の臭い。
原因に対してやっちゃいけない事
そもそも嘔吐するなら便器を流しながらすれば良いんですが酔っ払いにその余裕はありません。
やってしまった事は仕方がないんですがそれを処理する方法があります。
誰も触りたくはないんでそのままの状態でラバーカップ、通称スッポンで何とかしようと考えます。
でもそれは間違いです。まずはマスクと手袋をして嘔吐物を取り除きましょう。
実際の修理は消去法
この様にヘアーキャッチャーから疑い、次に排水トラップを疑いって順番に可能性を消していくと次は排水管って事になってきます。
ドレンクリーナーを準備している時に店長さんが様子を見に来られたんで「始まりは嘔吐物でスッポンで何とかしようとしたんじゃないですか?」っと質問するとビンゴでした(笑)
これを最初に聞けてたら初めからドレンクリーナーを使ってアッサリ抜けたのに。
予防と対策
今回の様に嘔吐物で排水管を詰まらせない方法があります。
まず洗面台に嘔吐されたら慌てず騒がずバケツを2個用意します。勿論、マスクと手袋は必ずして下さい。
バケツを排水トラップの下に置きます。高さが邪魔なら洗面器でも結構です。
準備が出来たら排水トラップのU管を解体します。
次にヘアーキャッチャーを外せば嘔吐物がドバドバと落ちてきます。
バケツがいっぱいになる前に交換して嘔吐物はトイレに流します。
その際の注意点ですが嘔吐物を流してから水を流すのではなく水を流すタイミングで嘔吐物を流して下さい。
イメージとしては川の流れに流すって感じです。
今回の店舗では自分達で排水トラップの解体が出来るから良いんですが問題は排水トラップの解体をやった事が無い場合や自信が無い場合にどうするか?
そんな場合は何もせずに業者さんを呼ぶんが1番やと思います。あれこれとやって上手く行けば良いんですが今回の様にドレンクリーナーを使っての作業となりますと費用もそこそこ掛かってきます。
それに排水トラップを破損させてしまったら益々作業費用が掛かります。
DIYで修理出来るならそれが一番安く済みます。