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Ｂ１Ｆ店舗 店舗厨房内の雑排水が詰まっている…排水溝が溢れる
大阪市西区江戸堀より【Ｂ１Ｆ店舗 店舗厨房内の雑排水が詰まっている…】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【１年半前にも同じ状況になり、その時は高圧洗浄をしたと思う】との事です。
Ｂ１Ｆだったら汚水槽に問題は無いのか？汚水槽までの詰まりの場合何で詰まりを抜くのか？
結論から申し上げますと設備の問題がありました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着してビルの担当者様に状況を確認して行きます。最初に言われたのは『排水溝の上流側から水が溢れてきて排水溝が溢れた』って言うんですがすぐに『絶対に違う』と思いました。
次に厨房内にある排水桝らしき物の蓋を開けるとタプンタプンの状況になっていました。
排水詰まりは確定です。
手前にあった鉄板を退けるとグリストラップらしき物が出てきました。
これで位置関係は分かったんですが問題はタプンタプンの状況で出口側の排水管が触れるのか？
３日間の体験者さんが手を突っ込んで『パイプらしき物はありません』って言うんで一旦この場所はスルーします。
倉庫も水浸し状態
次に案内されたのはただの倉庫なんですが床が水浸しになってました。
水道も無いのに排水溝から油脂の塊が逆流してて溢れていました。
厨房内の排水桝と繋がっていると考えられます。
雑排水層の確認
次は雑排水層に案内されて『前回の業者さんはここから高圧洗浄をして解消させてくれた』って言うんです。
『何でその業者さんを呼ばないんですか？』って何度かド直球の質問をぶつけると返答が二転三転してたんで『何か隠してる』って感じました。
また『〇ぬ可能性がある』って言いながらその雑排水層に脚立を掛けて降りようとしても止めようとしなかったんで分かってないのかちょっと嫌な気持ちになりました。
ここまでの調査で『山川設備が出来るのは』的な話をして時間的な問題でこの日は撤収しました。
電動フレキシロッダーＣＲＥでの通管作業
明けて翌日朝一に再訪すると排水桝の水位が下がっていました。
ここで自分で手を突っ込んで排水管が無いかの確認をしたら普通に２つ見付けられました。
こうなりゃこっちのもんで電動フレキシロッダーＣＲＥでの通管作業を試せます。
先発は異径グリスカッター５４を選択しました。
思った通りに思った向きの排水管に１０ｍｍワイヤーを入れていくと緩やかではありますが水が引いて行きました。
高圧洗浄で通管作業
ビルの駐車場に車を止めて低騒音ハイパワー高圧洗浄機を準備しました。
高圧ホースを４０ｍ繋いで店舗まで引っ張って行きます。
相手は油脂の塊で曲がりは少ないんが分かっているんで３分の洗管ホースに前方１穴後方６穴ノズルでガンガン高圧洗浄をして行きます。
管内カメラ
この排水桝から下流側にある雑排水層までの洗管作業ですから念の為に管内カメラ調査をして行きます。
管内カメラ調査をしながらの高圧洗浄をして何とかここまでは綺麗にする事が出来ました。
実際の作業の様子
実際の作業の様子は是非とも動画をご覧下さい。YouTube↓
まとめ
そんな訳でいかがでしたか？
最悪の場合翌日の朝まで時間はあるって思いながら作業をしてたんですが何とか昼過ぎには終わりました。
よく『どのくらいの時間掛かりますか？』って聞かれるんですが『んなもんやってみないと分からない』って感じです。
次回からは抜き方が分かったんで簡単だとは思いますが果たして次も山川設備が呼ばれるか？って言うと呼ばれないと思います。
現場からは以上です。
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