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1Fトイレ 1回流しただけだとトイレットペーパーが残る事がある
東大阪市東鴻池町より【1Fトイレ 1回流しただけだとトイレットペーパーが残る事があり2回流す事がある】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【ラバーカップで行けた時もある…タンク内の水が少ないから?】との事です。
トイレを確認したらボールタップも交換したばっかりでトイレタンクの水位も正常でした。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から

現場に到着してまずはトイレの確認をしました。
便器の水位も問題の無い水位でした。

次にトイレタンクの中を確認したんですがボールタップが自分も使ってるスリムタップやったんで聞いてみると去年の7月にクラシアンが交換してるみたいです。
排水桝の確認

流れが悪い原因を調査するのに最終桝から順番に確認したいと思います。
ここで自分は『んっ?』ってある事に気付きます。

次にトイレの排水桝を確認したら疑惑は確信になりました。
ここでお客様に『〇〇か〇〇の薬を飲んでますか?』って質問するとビンゴでした。
高圧洗浄機の準備

便器を外して排水管の確認をするか、管内カメラ調査で便器の側を確認するで迷ってお客様の意向を聞いたら別の箇所も流れが悪いって事だったんで高圧洗浄をする事にしました。

高圧ホースとバルブを準備してランサーノズルを準備しました。
排水桝の洗浄清掃

ランサーノズルで最終桝の洗浄清掃をしました。
ここのバクテリアの塊の取れ具合で洗管作業時のノズルの選定の参考にします。

汚水雑排水の合流桝もランサーノズルで排水桝の洗浄清掃しました。
排水管の高圧洗浄

排水桝の洗浄清掃が終わったらいよいよ排水管の高圧洗浄をします。
これは後からの管内カメラ調査がし易い様にする為のざっと流すだけの作業となります。
管内カメラ調査

ここでまずはトイレまでの排水管の管内カメラ調査をM40を使ってします。

自分の予想ではもっとバクテリアの塊が付着してるんかなぁ~って思ってたんですがそうでもなかったです。

序盤こそ多少汚れはありましたがあんまり汚れてなかったです。

これで便器まで見に行けたんですがバクテリアの塊はほとんど付いてませんでした。
ざっと洗っただけで取れたならまだまだ割と序盤やったと判断出来ます。
もう1つの経路は?

汚水管はOKなんですがもう片方のルートを管内カメラ調査すると油脂の塊がエグい事になっていました。

全然気付いてなかった犬走りの排水桝に到達しました。

更に先を管内カメラ調査すると更にもう一つ隠れ桝の存在がある事に気付きました。

雑排水桝の洗浄清掃もしときました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
トイレットペーパーも普通に流れて問題が無かったんで原因がコレってのは分かりませんでしたが解消させれました。
排水経路は全て綺麗にしたんで再発したら他の可能性を考える事になります。
現場からは以上です。