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八尾市南木の本より【排水詰まり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【自宅の排水桝 メイン配管の一番最初の桝を開けたら木の根っ子が入っていてトイレットペーパーとかが引っ掛かっている】との事です。
最終マスに木の根っ子が侵入したら下水道局に連絡したら業者を手配してくれタダで清掃をしてくれるんです。
山川設備をはじめとする緊急業者は作業料金は依頼者様の自己負担になります。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると旦那様が手招きしてくれて対象のお宅が判明しました。(表札を確認しながらトロトロ進んでました)
車の向きを変えて家の前に車を止めたら近所の人も集まってて向かいに公園もあってちびっ子も合わせると20人程のギャラリーです(苦笑)
排水桝の蓋にも公共って記載があったんで最終桝(公共桝)って事は旦那様も理解されてます。
旦那様がここまで木の根っ子を取り出していたんですが底にはまだビッシリと木の根っ子が残っています。
排水管の継手部分からの木の根っ子の侵入なんですが石桝でもないのに接着が甘かったんでしょうか?
一応『八尾市の下水道局に連絡したらタダでやってくれますよ!』って案内したんですが多分待てないんでしょうね。
高圧洗浄機を準備
お隣さんの最終桝(公共桝)を見せてもらって深さの確認をして『まだまだあるなぁ~』って思ったんで『高圧洗浄で洗って軽くして引き抜くか流し込むかします』とお伝えして低騒音ハイパワーの高圧洗浄機を準備しました。
ちなみにこの時点までに旦那様が自力で木の根っ子を除去したそうなんですがゴミ袋3つ分も出たそうです。
棒で排水管の壁に隙間を作って洗管ホースを突っ込んで洗管作業して木の根っ子に絡み付いてる汚れを落としていきたいんで1分の洗管ホースを準備しました。
1分の洗管ホースに装着したんは前方1穴後方5穴のノズルです。後方5穴で自走させ前方1穴で木の根っ子を洗って行きます。
このノズルさすがの猿真似業者も持ってないと思います。(特注だもの)
滅多に出番がこないこのノズル、久々の登板となりました。
ひょっとしたら下水道局が手配する業者さんならロッドを使って引っこ抜くんかもしれませんが山川設備にはロッドが無いんでこの方法で軽くして手を突っ込んで引っこ抜きました。
いやぁ~前方1穴後方5穴のノズル使い道あるねぇ~♪
どデカい木の根っ子を除去したら3分の洗管ホースにアサダ製後方6穴ノズルに変更して最終桝(公共桝)から下水管までを洗管作業をして行きます。
本来ならば下水管のマンホールの蓋を開けて下流側から高圧洗浄すりゃ良いんですがちびっ子が走り回ってるんとギャラリーが多かったんでそれはしませんでした。
駄菓子菓子、ある程度水は流れる様になったんですが最終桝に水が帰ってくる状態やったんで最終桝(公共桝)から下水管までにまだ何かが残ってる状況でした。(ここの逆勾配はあんまり考えられない)
電動フレキシロッダーCREで通管作業
3分の洗管ホースに前方1穴後方6穴ノズルでの洗管作業も考えましたが確実に押し込みたかったんで電動フレキシロッダーCREで通管作業する事にしました。
これまた滅多に出番が来ないブレードカッター100に変更しました。ちなみに導入してからまだ1回しか登板はしてませんでした。
10mmワイヤーにブレードカッター100のセットでゆっくり進めて行くと5、6mってトコに異物が居てました。
下水管まで押し込んで奥様にお願いしてトイレを何度も流してもらい通水テストして行きます。
幸い最終桝(公共桝)に水が帰って来なくなり下水管までの通管作業も上手く行きました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?もう一度お伝えしますが最終桝(公共桝)の詰まりは下水道局に連絡したらタダで清掃してくれますが山川設備が作業すると作業料金が掛ります。
また建売住宅によっては最終桝(公共桝)が無い住宅もあるんでそんな場合は下水道局に連絡しても対応してくれません。
まずは下水道局に連絡して『お宅は最終桝(公共桝)が無いから自分達で業者さんを手配しなはれ!』って言われたら山川設備にお任せ下さい。現場からは以上です。