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店舗 グリストラップ 詰まってきてる 少しの水は流れているが…
大阪市西区より【店舗 グリストラップ 詰まってきてる (少しの水は流れているが…)】って依頼が山川設備に舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【前回、カメラで配管が崩れてその石が詰まっていると分かった】との事です。
前回の作業【店舗 グリストラップ配管の詰まり 何が原因となっているのか?】
半年でまさかの詰まりでした。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
この店舗はビルのオーナー様も店舗側もどちらも山川設備のリピーター様なんで基本的には作業方法は任されています。
前回の作業で隠れ桝から外の排水桝までの土砂は搔き出してるんで『グリストラップから隠れ桝までの排水管が詰まってるんやろ…』って思いました。
グリストラップの下流側の水位を確認すると上昇してるんで排水詰まりは絶賛継続中となります。
フレックスシャフトK9-204
隠れ桝までの距離は短いんでグリストラップからフレックスシャフトK9-204で通管作業をして管内カメラ調査しながら管壁に付着する油脂の塊を除去すれば良いと考えていました。
結果論になりますが隠れ桝の中が確認出来てたらもっと違う作業になってたんですがこの時点ではこれがベストと考えてました。
駄菓子菓子、油脂の塊があまりにも硬くチェーンノッカーが負けてしまいます。
電動フレキシロッダーCRE
崩せないなら…って事で電動フレキシロッダーCREに10mmワイヤー、そして異径グリスカッター54ってパターンで通管作業をして行きました。
ぶっちゃけフレックスシャフトより電動フレキシロッダーCREの方が通管作業だけ言うと強いんです。
ここで本来ならばズッコ~んと抜ける筈なんですがワイヤーは進むのに抜けません。
しかも手元に届く感触は『んっ?土砂?』って感じだったんです。
管内カメラ調査
『まさかなぁ~』なんて思いながら外の排水桝から管内カメラ調査をすると管底に土砂が堆積してるのが確認出来ました。
前回の作業で1つの石さえ全て除去してるのにドッサリ入っていました。
これ、隠れ桝が崩れてるだけではない様に思います。
排水管の高圧洗浄
滅多に雨の中で高圧洗浄機を使う事はありませんが勝手知ったるリピーター様なんで別日にする訳にも行かずちゃっちゃと土砂を搔き出さなくてはいけません。
店舗側の店長様が休日出勤して立ち会って下さってますんで(苦笑)
ここからの作業は前回の作業で答えが分かってるんで3分の洗管ホースにアサダ製後方6穴ノズルでの通管作業となります。
詰まりそのものは割と簡単に抜けたんですが土砂が山盛り出てきます。
ゴールデンウイークに隠れ桝の改修工事が待ってるんでそれまで持たすには理屈上全ての土砂を搔き出しておく必要があります。
グリストラップから管内カメラ調査
隠れ桝までの排水管清掃を終えてからグリストラップより隠れ桝までの排水管を管内カメラ調査しました。
逆勾配なんで管底に水が溜まっています。それを基準にすれば油脂の塊は排水管の上部に付着する事が理解出来ます。
グリストラップからのフレックスシャフト
排水管の上部に付着する油脂の塊を除去するには隠れ桝から高圧洗浄で行けるんですが、なんてったって隠れ桝、そこから作業は出来ません。
そうなってくるとフレックスシャフトK9-204の出番となります。
今回はグリストラップからも管内カメラ調査してるんで高圧洗浄の洗管ホースが枝管を清掃してるのも分かる写真です。
洗管ホース見えてますか?
グリストラップから隠れ桝を通過して外の排水桝まで確認しました。
この排水桝も以前にモルタル補修したそうなんだが意味がないのが確認出来ますね。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
そもそも論なんですが何で排水桝ってもんが存在すると思いますか?
それはメンテナンスをし易い様にしてあるんです。
後から駆けつけて下さったビルのオーナー様に熱く語ったんですが伝わったかしら(苦笑)
現場からは以上です。