工場２Ｆトイレの詰まりフレックスシャフトで尿石を綺麗にしてほしい

大阪府南河内郡太子町太子より【工場２Ｆトイレの詰まり】って依頼が舞い込んできました。

もう少し詳しく言うと【土曜日に高圧洗浄車が来て一旦は抜けたが尿石がまだ残っているすぐに詰まってしまうと思う今日、洋式トイレにトイレットペーパーを流したが流れていないフレックスシャフトで尿石を綺麗にしてほしい】との事です。

普通に考えたら土曜日に来た業者に頼めば良いんだが配管の切り換え工事を勧められてて、これを何とか出来る業者は居ないもんかと探して山川設備に連絡して来て下さいました。

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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

まずは状況確認から

現場に到着すると担当者様が土曜日に来た業者がどんな事を何処からしたのかを教えて下さいました。

外の排水桝から高圧洗浄して尿石が出てきた時点で配管の切り換え工事を勧められたそうです。

トイレの方を確認しに来ると男子トイレにも女子トイレにも掃除点検口がありました。

問題はこの掃除点検口が開くのか開かないのか？

特殊工具を使って掃除点検口を開けてみると簡単に開きました。

高圧洗浄車を持ってる様な業者がそもそも縦管を昇らせられない訳が無いし、最悪ここから高圧洗浄する事だって出来る筈。

自分的にはこの時点で『これで何かしらの罠があるなら別だがこれ勝ち筋とちゃう？』って思いました。

掃除点検口から管内カメラ調査を始めると水が溜まっていました。

進んで行くと途中から尿石が出てきました。

取れてるトコと取り残しの区間。

これじゃ引っ掛かってしまう。

ここから縦管で１Fに向かう。

縦管もかなりエグい事になってるんだがそもそも土曜日に来た業者は縦管を昇らせてないんやろか？

縦管から横引になってぷっつり尿石が無くなるトコがありました。

これで土曜日に来た業者が何処まで高圧洗浄をしたのかが判明しました。

ここでフレックスシャフトＫ９－２０４を使って尿石除去をして行きました。

結構バラバラと尿石が取れていってすぐに排水管で詰まりが再発しました。

そこで下流側の排水桝から尿石を引っ張る作戦を併用する事にしました。

とりあえず縦管が昇らないもんなのかを試したいんでジェッターノズルで洗管作業をしました。

するとドッカ～んと抜けた後、普通に縦管を登って行きます。

上からは管内カメラ調査しながらのフレックスシャフト、下からは高圧洗浄の二本立てで洗管作業をしました。

そんな訳でいかがでしたか？

中盤辺りで担当者様から『配管の切り換え工事を断って良いですか？』って言われたんで『そんな工事要らない』って返事しときました。

工場なんで結構な人数が使うんで尿石も仕方ないけど、それも定期清掃で防げますからね。

年に一度で良いから定期清掃させてくれへんかなぁ～

現場からは以上です。