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厨房内の排水管から外までの間が詰まっているみたいで抜けない
東大阪市箱殿町より【厨房内の排水管から外までの間が詰まっているみたいで自分達で色々やったが全然抜けない】って依頼が舞い込んできました。
今年の3月2日に行った例の居酒屋さんです。
【1Fトイレはラバーカップで行けたが今度は2Fトイレが詰まってしまった…】
今回は厨房配管なんですが前回チョロっと指摘をしてたのに話を聞かないから…
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から

現場に到着して案内されるがまま厨房を奥から入ると排水溝がタプンタブンの状況でした。
だから前回に店内もやっとけって言ったのに言う事聞かないから…

下流側の排水桝は生きてる(詰まっていない)んですが口元を覗き込むととんでもない量の油脂の塊が入ってました。
恐らくおやっさんがある程度掃除をしたりしたんやと思います。
高圧洗浄機の準備

前回の様に低騒音ハイパワー高圧洗浄機での洗管作業をする準備をしていきます。

先発はジェッターノズルを選択しました。
排水管の高圧洗浄

外の排水桝から厨房に向かって洗管作業していくととんでもない量の油脂の塊が出てきました。

実は最初はここから洗管作業をしてたんですが下流側が流れなかったんで外から先にやったんです。
んである程度やってから中に戻ったんですが油脂の塊がゴロゴロ出てきました。
超旋回ノズルは?

詰まりは抜けてますが油脂の塊が残ってる感覚があったんで超旋回ノズルで崩せないか試してみる事にしました。

出てきて引っ掛かる度におやっさんに見せて確認してもらってました。

ナンボでも出てくるんやがキリがない手応えでした。
管内カメラ調査

管内カメラ調査すると愕然としたんですが油脂の塊はまだ大量に残っていました。
ジェッターノズルも超旋回ノズルも通過してるから驚きです。

恐らくなんですが排水管がこんな感じなら害虫がエグかったと思うんですけどね。
フレックスシャフトK9-204

ここで時間が勿体無いのでフレックスシャフトK9-204で強制的に油脂の塊を除去する事にしました。

油脂の塊を狙い撃ちしながら除去して店内配管に入ってきました。

店内排水溝から上流側を管内カメラ調査すると『どないやねんっ!』ってぐらい油脂の塊が付着してました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
詰まりが抜けたからと言って感覚だけに頼っていたらとんでもなく油脂の塊が残ってる時もあります。
ジェッターノズルや超旋回ノズルで残っちゃう油脂の塊ってかなり硬いんです。
簡単に言うと流れが悪いのを粘りすぎるからこんな事になるんです。
現場からは以上です。