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茨木市双葉町より【ビルの1F トイレ詰まり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【今まで頼んでた業者さんが廃業してしまって新しく業者を探してる】との事です。
排水経路を調査しながらビルとビルの間に入って行ったら2本のHI管が転がってたんで試しに使ってみたらとりあえず詰まりは抜けたって話です。
念の為に高圧洗浄機で洗管作業しとります。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
ビルの1階の店舗様のトイレに案内されると故障中の貼り紙がしてありました。
早速トイレに入りましたが特に汚物まみれでもありませんし水も引いてる状況でした。
試しにトイレを流してみるとやはり溢れそうになります。昨日の打ち合わせではビルの排水管を高圧洗浄してほしいって話だったんで排水桝を見に行ったら良いんですがとりあえずありきたりな調査を続けます。
トイレの品番を確認
トイレタンクの品番シールを確認するとDT-3550って事が判明します。INAXのトイレだかLIXILのトイレだか知りませんがそんなに古いもんではないハズです。
便器の品番は?って言うとBC-270Sって事が判明しました。駄菓子菓子、今回はこのトイレに問題があるんではないんで参考までの品番を確認です。
排水桝を確認してみる
化粧桝はしょっちゅう開けてるからかすんなりと蓋は外せました。落ちない様になのか下駄を履かせてはりました。
排水桝の蓋を開けるとタプンタプンに水が溜まってる状態でした。これで排水桝の詰まりは確定なんですが問題は下流側の排水桝。
『隣のビルとの路地裏にでも排水桝が無いのかなぁ~』って排水経路の確認をしてると2本のHI管が転がっていました。
これ、普通の人が見てもピンとこないでしょうが『なるほど…今まで頼んでた業者さんはこれで詰まり抜きしてここに置いてるんやなぁ~』って思いそれを使ってタプンタプンに水が溜まってる状態の排水桝に突っ込んでみました。
HI管は2mの物を2本ソケットで繋いで先端にはエルボを半分切って繋いだ物でした。
(真似して折ったらエラい事になるんで写真は控えます)
よく考えたら昨日か一昨日にロッドが届いていたんでそれでも良かったんですが(苦笑)
高圧洗浄機で洗管作業
『とりあえず流れる様になりましたがどうしますか?』
『高圧洗浄機で洗管作業して!』
こんなやりとりで低騒音ハイパワーの高圧洗浄機を準備しました。
隣のビルの1階の店舗様の前に車を止めさせて頂き20mの高圧ホース(青色)を排水桝まで延ばしました。
洗管ホースは2分の10mを用意しました。
トイレットペーパーを流す通水テストで排水桝までの流れが悪かったんで『ひょっとしたら尿石があるんかも』と思い2穴式HRノズル改 2分ホース用ノズルで管内をくまなく洗管作業する段取りです。
排水桝から上流側、そして下流側と洗管作業して行くんですが上流側は塩ビ管だったんでイケイケなんですが下流側は陶管だったんでかなり神経を使って洗管作業しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?下流側で洗管ホースが引っ掛かる箇所があったんで管内カメラ調査を勧めたんですが『とりあえず流れてるしビルオーナーの範疇やから見なくて良い』って事だったんで見ませんでした。
3ヶ月に1度詰まってるって話だったんで何かあるとは思うんですが…
これで排水経路の確認と排水管が知れたんで次回からはポータブル高圧洗浄機でも良いなって感じです。現場からは以上です。