目次
トイレの流れが悪い 中古住宅購入してリフォームしたが流れない
和泉市鶴山台より【1Fトイレ 流れが悪い(毎回ラバーカップ使用)3年前に隣の家を中古で購入 リフォームしたがその頃から流れは悪かった】って依頼が舞い込んできました。
この鶴山台ってのがなかなか古い建物が並ぶ住宅街で過去にも木の根問題や排水管の崩壊、排水桝の崩壊ともう排水設備が限界を迎えてる住宅ばかり行った事があります。
山川設備ではYouTubeチャンネルでも情報発信してるのでそちらも併せてご覧下さい。
山川設備のYouTubeチャンネル(チャンネル登録お願いします)
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から

現場に到着すると山川設備がトイレ詰まりの案件で出会うNO1に詰まってるトイレが出てきました。
リフォーム屋も利益を残したいのは分かるけどこんなトラブルが多いトイレを採用すんなよって話です。
洞察力が鋭い人なら気付くと思うんですが水位が下がってるんですがこの時点で破封してるんですよね。

破封してるんだから排水管の可能性も出てきたんですが(この時点では木の根を疑ってた)とりあえず水を流してみました。
すると普通に水位が上がってきたんで詰まってるのは詰まってるみたいです。

外に出て排水桝を開けて行くんですが小口径桝は半分ぐらい水に浸かってる状態やったんでドンドン下流側を開けて行くと駐車場の排水桝でようやく水が枯れてるのが確認出来ました。
ただ、上流側の水が詰まりによる物か?はたまた逆勾配なんか?ここを確認する必要があります。
高圧洗浄してみよう

ここでご依頼者様に状況を説明して排水管の高圧洗浄をする事にしました。
こんな事もあろうかと駐車場に車を入れてなかったんです。
最終桝からメイン管は引っ張って行きます。

3分の洗管ホースにアサダ製後方6穴ノズルで行くか一瞬悩んだんですが木の根を疑ってる自分はジェッターノズルを選択しました。
理由は簡単で違和感を感じやすくて狭いトコには入って行かないから危険察知能力が優れてるんですよね。
管内カメラ調査

そんな訳で洗管作業をした後に違和感を感じたトコや水が残ってるトコを管内カメラ調査して行きました。
トイレの配管からはかなりの汚物が出てきてたんですが違和感もタップリやったんでこの時点でも木の根を疑っていました。

トイレの配管はコブがエグくてどこを撮ろうかと迷ってたら撮るの忘れてました。
この管内カメラの写真は最後の小口径桝から駐車場に向かっての排水管です。
隠れ桝になってるのか桝にしてないのか古い合流も確認出来ました。
改修工事予定

先程の排水管は1900ぐらいなんで撤去して塩ビに切り替えてストレートの排水桝を設置します。
それと同時に既設トイレの排水桝も撤去してトイレ側の排水管はキャップして殺します。

トイレは床排水なんですが宅内埋設配管を撤去出来ないんで壁排水に切り替えて既設配管は殺します。

家の裏側にある雨水桝も今回トイレを壁排水にするにあたってついでにやり直します。
木の根も入ってきてたんでタイミング的には良かったんじゃないでしょうか?
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
後日、排水設備の改修工事及びトイレ改修工事を行います。
ご依頼者様が言うのは『後20年は住みたいから完璧にしてくれ』って事なんでそれを踏まえて設備を完璧に整理して行きます。
自分が定期清掃するんやったら掃除しやすいやろ?って感じです。
現場からは以上です。