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吹田市佐井寺より【自宅(一戸建て、古い家なんです)キッチンの排水が詰まってる 自分でも清掃したが外の桝が溢れている…】って依頼が舞い込んできました。
最終桝の蓋が開けれなくて高圧洗浄で洗管作業するにもって感じの現場で電動フレキシロッダーFRE(ドレンクリーナー)で通管作業した後、高圧洗浄機を使った洗管作業をした現場の話です。
吹田市の下水道局が如何にポンコツかも併せてお伝えします。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
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まずは状況確認から
9:00~10:00のお伺い予定で現場に向かっていたんですが途中、思いのほか道が空いてて8:40位の到着となりました(苦笑)
当然、奥様は準備出来てませんから『ちょっと待ってぇ~』っとなります。あんまり化粧に時間を掛けないウチの嫁でも20分位は時間が掛かるんでその位は覚悟してました。
ものの5分程度で出てきた奥様はノーメイク、駄菓子菓子コロナの影響でマスクをしてるからメイクなんて関係ないちゃ関係ない(笑)
奥様の状況説明でこの排水桝が溢れたそうなんだが現時点では溢れていない。
ただ『自分でも清掃したが…』って言ってるだけあって排水桝の周りには油脂の塊のかけらが確認出来ました。
通水テストで流れを確認
奥様にキッチンの水を出しっ放しにしてもらって排水桝を見てると水位が上がってきたんで排水管が詰まってるんは確定です。(だから呼ばれたんだが…)
この時点で一旦キッチンに案内してもらって最小限の排水設備の確認をさせて頂きました。
出来る限り家の中での作業をしない様にする為にキッチンの位置と排水蛇腹ホースの位置を確認しました。
水封してるエルボを外すと排水管が油脂の塊でほぼほぼ閉塞してる事が確認出来ました。
『うぅ~ん、これ全く排水管清掃なんてしてないんだろな…』なんて思いながら最終桝を開けようと試みます。
最終桝との格闘
今日の相方に最終桝の蓋を開けさせようとしますが普段から排水管清掃をしてないのがたたって蓋が開きません。
マイナスドライバーとセットハンマーを使って地道な作業をする事1時間を超えた辺りで我慢の限界で下流側からのアプローチを半ば諦めます。
ここで奥様に下水道局に連絡をしてもらい、来るまでの間に通管作業を上流側からする事にしました。
電動フレキシロッダーFREで通管作業
排水桝の位置が道路から一段上がっているので電動フレキシロッダーFREで通管作業する事にしました。(電動フレキシロッダーCREは重いんで…)
排水管の径が75だったんでドロップヘッド大を通した通管作業で曲がりの数を確認してグリスカッター37に変更して油脂の塊を除去して行きます。
最終桝までを通管作業してからワイヤーのヘッドをグリスカッター37に変更しています。
更にグリスカッター37をブレードカッター57に変更して油脂の塊を除去します。
排水の流れを確保するだけならこれでも十分なんですが通管作業と高圧洗浄の違いを説明して後の判断は奥様に委ねました。
高圧洗浄機を使った洗管作業
電動フレキシロッダーFREでの通管作業ではキッチンの縦管を下流側からは昇らないんで家の中からしか通管作業は出来ません。(伝わってるかなぁ~)
コロナの影響でこんな時期なんでこちらも出来たら家の中で長々と作業はしたくない。
そんなお互いの意見が一致して排水桝からキッチンに向けて高圧洗浄機を使った洗管作業する事になりました。
まずは排水桝から下流側の排水管を高圧洗浄機を使った洗管作業で出来る限り油脂の塊を除去します。
普通なら下流側の排水桝から上流側に洗管作業をするんですが吹田市下水道局が来るのを待っていたら日が暮れてしまいます(苦笑)
前方1穴後方6穴 逆噴射 1分ホース用ノズルを前方塞ぎパターンでの洗管作業をして行きます。
基本的な考え方として排水管の高圧洗浄を詰まってる上流側からする事はほぼほぼありません。
今回はブレードカッター57で通管作業をした直後なんで上流側から洗管作業をしても閉塞する可能性が極めて少ないとの判断をしています。
このタイミングで吹田市下水道局の2人組が到着しました。(男女各1名)
最終桝を見て『こりゃなかなか開かんタイプや!』って言いながら隙間に556を吹き付けて行ってます。
『そっちは任せた!』って言って洗管ノズルをスズランノズルに変更してキッチンまでの上流側の排水管を洗管作業しました。
念の為に奥様にキッチンに立っといてもらい音を聞いてもらいながらの洗管作業です。
本来ならば作業員がやるんですがこれもコロナの影響で家になるべく入らない様にする為です。
キッチン縦管までは曲がりで3つ、もしくは4つなんですが防臭キャップを抜かない様に全神経をスズランノズルに集中させての洗管作業です。
管内カメラで確認
管内カメラで下流側の排水管に油脂の塊の取り残しが無いかの確認をしてたら吹田市下水道局のコンビが『556が浸透した頃を見計らって昼から来ます。』って吞気な事を言って帰ろうとします。
『何しに来てん!ちゃっちゃと割って新しい蓋持って来いや!』って思わず言いそうになりましたがグッと堪えます。
ただ、オバはんの方が『この簡易カメラいいわね』って言った時は『これのどこが簡易やねん!』ってついついスゴんじゃいました(苦笑)
日付が初期化されて間違っていますが気にせずご覧下さい。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?今後の排水桝の清掃方法について奥様にレクチャーして作業は終了です。
後から吹田市下水道局のコンビが最終桝の蓋を開けに来ると思うんですが開けれるんでしょうか?
管内カメラで確認した時に1箇所だけ僅かな油脂の塊の取り残しを発見して『ワテもまだまだ修業が足らんのぉ~』ってちょっぴり思いました(てへっ♪)
まっ、上流側からの洗管作業じゃなくて下流側からの洗管作業なら取り残しはしないですけどね(負け惜しみ)
現場からは以上です。