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大阪府大阪市東成区東小橋より【印刷工場 排水が詰まってる 何回か詰まっているので高圧洗浄をした方がいいかなぁ~】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【印刷の版を洗ったりするので染料のインクやのりが詰まっているかも…流してるのは水道水です。】との事です。
先週の金曜日の夕方に連絡を頂いてたんですが、ご存知の通りG20で大阪府はひっちゃかめっちゃかになるって言われてたんで現場には出動しない事を決めてたんで本日の予約とさせて頂きました。
高圧をかける場合の条件が合わなければ『出来ない』とお断りする場合もあり、見てみないと分からないと説明し、その時も出張費は頂くと説明し、天気が雨の場合も出来ないと説明してました。
明けての本日、天気はパラパラと降っていたんですがキャンセルの連絡もなかったんで『ホンマに困ってて待ってたら高圧が出来なくても使える様にせなアカン』と思い現場に向かいました。
さて、実際の現場ではどんな感じやったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認
シンクの下の排水管の周りにはタオルが置かれてました。
話を聞けば水を流すと逆流して溢れるとの事です。
シンクからは排水蛇腹ホースで排水管に接続してるって状況です。
防臭キャップが無いのが気になりますが依頼内容とは関係ないんで一旦スルーします。
排水蛇腹ホースを外して排水管の奥を確認すると水が溜まってたんで排水のつまりは間違いないんですけど…
『ここからこの状態で高圧洗浄しても溢れるだけやなぁ~』って感じです。
一応、山川設備的には『ドレンクリーナーの通管作業かなぁ〜』って思うんですが高圧洗浄希望気味だったので可能かどうかを確認しました。
最終マスから合流マスまでは簡単やったんですがそこから上流側に雑排水管の排水マスがありません。
ビルの縦管は露出配管やし、シンクまでの距離は絶対に短い筈なんです。
ドレンクリーナーを使った通管作業
立ち会って下さったんが社長様やったんで何で高圧洗浄じゃなくてドレンクリーナーを使った通管作業をするのかを説明して作業に移りました。
1つ目の手応えを越えた時に『抜けた!』ってイキったんですが抜けておらず、3つ目の手応えを越えて完全に抜けたのはここだけの話です(苦笑)
完全に抜けたんを確認したら通水テストをして行きます。
正直、距離は大した事ないんですが染料で詰まるって排水管の中の状況が分からないんで通水テストは念入りにして行きます。
排水管の中を注意深く確認しながらの通管作業です。
終盤は水量を全開の通水テスト&通管作業となってます。
山川設備の考え方
山川設備的には今回の現場は高圧洗浄よりドレンクリーナーを使った通管作業が有効やと思ったんで作業をしました。
社長様にもお伝えしたんですが下流側から高圧洗浄機を使った洗管作業が出来るなら高圧洗浄の方が良いんですが上流側からしか作業が出来ない場合はドレンクリーナーを使った通管作業です。
仮に徹底的にどうしても高圧洗浄するならこの作業の後になります。
詰まってる状況で上流側からの高圧洗浄はよっぽどの事じゃない限りお勧めしません。
勿論、現場によってはアレですが今回の現場はこれが一番です。
まとめ
いかがでしたか?
同じ様に思う排水つまりでも作業方法や使う道具は様々です。
立地条件や建物の条件でも変わりますし近隣の条件でも変わります。
また作業時間帯でも変わるんで1番間違いないのは定期清掃かなぁ~って思います。
詰まる前や、排水の流れが悪いと感じる前ならスケジュール調整も出来ますから(苦笑)