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大阪市中央区北浜より【店舗 排水が詰まってる?】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【シンクの水を一気に流すとグリストへは流れるが製氷機の横辺りに溢れてくる 逆流してる?】との事です。
更に言うと【以前から気付くと製氷機横に水溜りが出来ている】らしいです。
地下の店舗はなかなか厄介な事になるんで注意が必要です。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着してオーナー様に状況を詳しく聞かせて頂きました。要は洗い場シンクから溜めた水を一気に流すと洗い場シンクの向かい側にある製氷機の下から水が逆流してくるって事です。
グリストラップの位置も確認させて頂いたんですが側溝パターンなんで側溝に流れ込む排水管が油脂の塊で閉塞してると考えました。
問題は排水管の経路と排水管の管口径でどんなアプローチで排水管の詰まりを解消させるかの判断をして行きます。
管口径は40
製氷機の横辺りの排水管を確認すると排水管の管口径は40なんが確認出来ました。
またグレーチングの管口径も40だったんで上流側からの通管作業だったら10mmワイヤーが使えたとしても先日作ったグリスカッター23もしくはグリスカッター34が通れば超ラッキーって感じです。
またフレックスシャフトK9-102で通管作業するにしてもダブルのチェーンノッカーは使えないかもしれません。
各所に逆勾配が判明
製氷機の排水は20のフレキ管で逆勾配で洗い場シンク下は排水蛇腹ホースのほとんどは全て垂れて逆勾配となっていました。
グレーチングの高さから考えたら埋設配管の勾配も恐らくギリギリだろうし露出配管の勾配は何とかかんとかって感じです。
この状況で考えられるのは埋設配管が2系統なら各排水管を高圧洗浄で洗管作業するのがお勧めなんですがここは地下店舗。
解消方法の違い
結論から言うとやり方は色々あるんですが実は地下2階に階下漏水させてるって話を聞いて『相当リスキーやなぁ~』って思いました。
自分的にはグレーチング側から高圧洗浄で排水管をクリアにしてみて入って行かないトコはドレンクリーナーで通管作業してフレックスシャフトK9-102で仕上げて管内カメラで取り残しが無いかの確認をしたいトコです。
って言うのも現場調査の段階で『内装工事屋さんの工事は適切だったのか…』的な話があったんで『中途半端にやったら再発の恐れもあるからやるなら徹底的にしといた方が良いなぁ~』って思いました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?やってみないと分からない部分が多い排水詰まり抜きなんですがやってみたら案外簡単だったりするかもしれません。
ただ、それは結果論なんでまずは触ってみないことには何とも言えません。
そんなこんなで作業の説明だけしてこの現場は作業しませんでした。現場からは以上です。
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