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高槻市西五百住町より【1Fのトイレ タンク内で水がチョロチョロ流れている】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【他社が見たところ、古いトイレで部品がないのでトイレごと交換しかないと言われた。浮き、フロートがダメとか言ってた。ウチの施工例で同じ品番で修理している記事を見たので修理してもらえるかも?】って思って連絡したとの事です。
品番はTOTO SZ441で2018/11/29の記事を見たそうです。
今は1Fのみの症状だが3Fの方も同じくらいの経年数なので併せて見て下さい。との事です。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとレストパルの様なトイレでした。奥様に話を聞くと『自作で作った』って言うから『こんなんが作れるならボールタップの交換やフロートゴムの交換なんて自分で出来るでしょ?』って言いました。
『大工さんがやったんか?』ってちょっと思ったんですが手洗いありなんで終いが甘いから聞いたら自作って…
最近のDIYはコアな事すんなぁ~って感じです。
症状としては便器にチョロチョロ水が流れるって事で見てみれば確かにチョロチョロ水が流れていました。
駄菓子菓子、耳をすませばタンクの中でもチョロチョロ水が漏れてる音がしてますからボールタップが漏れてるんは間違いなさそうです。
わざわざタンクの中を確認しなくてもここは音で判断出来るから簡単なんですが問題は原因!
便チョロの原因は?
ここで奥様に『判別方法と修理方法を教えるから自分でやりなさい』って言いました。
これが何も分からん様なお客様なら勝手にちゃっちゃと交換して行くんですがこのお客様はちょっと教えりゃ出来そうだったんでそうしました。
止水栓を閉めてみても水が止まらなかったんで全体止水をしてトイレタンクの蓋を外しました。
ボールタップの水漏れかフロートゴムの劣化かを判別する方法なんですが水位を見れば一発です。
オーバフロー管ギリギリまで水位が上がっていればボールタップ、水位は低いのに便チョロするならフロートゴムの劣化と判断出来ます。
止水栓の問題
今回はオーバフローしてたんでボールタップの交換をしたんですがオーバフローしてるトコもボールタップの交換してるトコも写真を撮り忘れています。
全体止水を開栓してみると止水栓を閉めてるにも関わらずボールタップに水が供給されてしまうんで止水栓もボケている事が判明しました。
パッキンなんかスピンドルなんか本体側なんかはこの時点では判別出来ませんから上部だけ交換してみる事にしました。
レストパルもどきで止水栓を閉めるのに隙間が狭いんでD型からハンドルに交換してみましたがそれでも水の止まりは悪かったんで止水栓本体側もボケてると判断しました。
とは言えギュッと閉めれば止まるんでとりあえずトイレ交換するまではこのまま行って様子見してもらいます。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?トイレそのものが古いんで先発業者が勧めたトイレ交換もなまじっか間違いではありません。
そもそも論で言うと専用部品はもう無いでしょうからSANEIの万能ボールタップで応急処置しました。
ただ、今度はトイレ交換するにしてもどんなトイレにするかなんですよね(苦笑)
予算から入るとウチは勝負したくないんでアドバイスだけして撤収しました。現場からは以上です。
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