目次
東大阪市東石切町より【自宅 トイレの水漏れ 水道局の方が来て漏水してるとの事で調査したら『トイレのどこかじゃないか』と言われたとの事】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【ポタポタと音はするが漏れてる所は見えず不明】との事です。
更に【トイレの止水栓を閉めたら元のメーターも止まっているとの事】らしいです。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して早速トイレに案内してもらいました。最近では見掛けなくなりましたが昭和のトイレは色んなカラーバリエーションがありましたよねぇ~(苦笑)
温水洗浄便座も壊れているのかコンセントが抜かれていました。水漏れはしてないのかな?
状況的にはトイレを流してからトイレタンクに水が溜まるのも遅いし溜まってからもポタポタ音が聞こえてくるんで『ボールタップはアウトやろなぁ~』って感じです。
トイレの品番確認
トイレタンクの品番を確認するんですが兎に角見にくい位置にあり『我々修理屋は見れるけどお客様は気付かんやろなぁ~』って感じです。
INAXはホンマ修理を自社でやりたがります。それは悪くないんですが連絡してもなかなか来ないってお客様の声は届いていないみたいです。
便器の品番シールも剥がれかかっていてって状態なんですがこちらはC-44STの便器でハッキリ品番確認出来ました。
SG6フォググリーンって聞いた事がないんで言われてもピンときません。
ボールタップの交換
早速ですが既設ボールタップの解体撤去をして行きます。止水栓を閉めてフレキ管を外して行きます。
フレキナットをゆっくりと緩めて水が出てくる様だと止水栓がバカになってる可能性があるんでそんな場合は全体止水をしてから作業をします。
それでも水が止まらない場合は散水栓か水栓柱の蛇口を開ければそちらに水が逃げるんで作業が出来ます。
どうしてもINAXのボールタップじゃないと気が済まないなら発注しますがお客様に聞くと『何でもいい』との事だったんでSANEIの万能ロータンクボールタップV56-5X-13を取り付ける事にしました。
ボールタップの交換をしてからトイレタンクを復旧させて通水テストするとまだチョロチョロ音が止まりません。
新しいボールタップが水漏れしてる訳じゃなかったんで次はフロートゴムの水漏れを疑いました。
フロートゴムの交換
そんな訳でズルズルのまっくろくろすけになる既設フロートゴムを解体撤去します。
ここはLIXILの#TF-10R-L取替用フロートゴム玉(大)を用意します。このフロートゴムには大小があるんで必ず合う方を選ぶ必要があります。
ご覧の通りトイレタンクのレバーが短い物に誰かが過去に交換してるみたいです。
こうなってくるとチェーン調整はチェーンのサイフォン管への干渉は一旦無視して流れる様にセッティングする必要があります。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?ボールタップの交換もフロートゴムの交換も慣れてる我々業者さんがやれば簡単そうに見えるし実際に簡単です。
駄菓子菓子、微妙な調整が出来なければせっかく部品を交換してもずっとストレスを抱える事になります。
んで、肝心な事をお伝えしますがボールタップの交換には国家資格が必要です。誰でもかれでもやって良い訳ではありません。
現場からは以上です。
関連記事
【ユニットバスにあるトイレ便器にチョロチョロ水がずっと流れてる】
【TOTO S517s 賃貸マンション トイレ水漏れ 部品交換】(別館サイト)