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東大阪市新町より【トイレ 便器に水がずっとチョロチョロ流れていて止まらない】って依頼が舞い込んできました。
連日のTOTO SH681BAの水漏れ修理となりました。お陰様で部品の材料費を覚えちゃいました(笑)
原因は排水弁の劣化による水漏れなんですが排水弁の劣化を速めたのは例の洗剤です。
掃除の回数なんか減らないのにねぇ~!
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して案内されたのは2階のトイレだったんですが階段を上がりきる前からまあまあのチョロチョロ音が聞こえてました。
トイレの写真を撮る際に手洗いのトコに例の洗剤が置いてあったんで『あっ!これ止めた方が良いですよ!』ってお伝えさせて頂きました。
早速便器の確認をすると便器に水がチョロチョロと流れ続けています。
トイレの品番の確認
このタイミングでトイレの品番を確認して行きます。
TOTO SH681BAだったんで『よしっ、部品あるから何とか出来そうだ!』ってニンマリします。
次に便器の品番を確認して行きます。TOTO CS680Bだったんですが水漏れしてるのは便器にですが原因はトイレタンクなんでぶっちゃけた話便器の品番なんて本来は確認する必要はありません。
ただ、トイレタンクの品番シールが剝がれている場合は便器の品番から部品の品番を引っ張らなきゃいけないんで癖付けています。
オーバフローしてるかしてないか?
トイレタンクの蓋を外すと内蓋との間にある筈のスポンジが無くなっていました。
これ、今は良いけどボールタップが故障をし始めたら水流が変わってトイレタンクの下から水漏れします。
内蓋を外すとトイレタンクの中が確認出来るんですがまず確認するのはオーバフローしてるのか?してないのか?
オーバフローしてればボールタップの故障、してなければ排水弁の劣化が考えられます。
今回の現場ではオーバフローしてなかったんで原因は排水弁の可能性が極めて高いと想像出来ます。
新しい排水弁を用意
旦那様に説明してまずは便チョロの原因と考えられる排水弁の交換をして行きます。
自分がこの作業をする時は排水弁はこの位置に置きます。
SH681BAの専用排水弁はHH08008Zとなります。
排水弁の交換
箱から新しい排水弁を出したら古い排水弁を解体撤去します。この時にトイレタンクの底に黒色のゴム片が残っていたら必ず拭き取るのがキモとなります。
排水弁を交換してもゴム片が残っていたら便チョロは直りません。
ここに空箱を置くのは外した排水弁を速やかに入れれるからです。
まっ、仕事は段取り、洗濯はランドリーって言いますから(笑)
後は新しい排水弁を取り付けてチェーンの調整をして行きます。これ、浮き球を外さずレバーを動かさずともあるルートを通過させれば排水弁の脱着作業が出来るのはここだけの話です。
通水テスト
トイレタンクの蓋を元に戻して通水テストをして行きます。これが手洗い無しのトイレタンクなら蓋は開けたまま通水テストをして行きます。
自分的には『ダイヤフラムも交換した方が良いじゃね?』って思っていましたが排水弁の交換で便チョロが止まりました。
洗剤を赤丸印のトコに置いたまま旦那様に便チョロが止まった事を確認てもらったんですが『捨てる!』って言わなかったんでそっと元の位置に戻しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?今回の現場での便チョロの原因は排水弁の劣化で、その劣化の原因は例の洗剤でした。
山川設備のホームページ(本館サイトと別館サイト)でもこの洗剤が如何にイケてないかを発信してて最近ではYouTubeチャンネルの動画でもお伝えしてるんですがまだまだ世の中には伝わっていないみたいです。
まっ、これがホンマに世間様に認知されると世の中の便チョロが減ってしまう。それはすなわち山川設備の仕事が減ってしまうって事に繋がるんで(苦笑)
自分だったらすぐに捨てるけどなぁ~現場からは以上です。
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