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トイレ水漏れ タンクの裏側辺りから水漏れしている感じだが…
東大阪市四条町より【トイレ水漏れ タンクの裏側辺りから水漏れしている感じだがよく分からない】って依頼が舞い込んできました。
便器と床の間からの水漏れを辿って行ってトイレタンクの裏側辺りからの水漏れに気付いたそうなんですがそこからが特定出来なかったみたいです。
可能性がある箇所をお伝えして一旦は水漏れを止めました。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から

現場に到着すると便器と床の間からの水漏れが酷く床がかなり染みてる感じでした。

上から目線での左奥の便器と床の間からの水漏れです。

まずは1番疑わしいウォシュレットの裏側を触って泣いてないかの(漏れてないか)確認しました。
触った感じ泣いてなかったんでウォシュレットをズラしたんですが便器は一切濡れてませんでした。
ただ、ここでトイレタンクと便器の間に水が溜まってる事に気付けました。
トイレタンクの確認

先にトイレタンクの品番を確認しておきます。
TOTOのSH351BAがトイレタンクの品番となります。

まずはトイレタンクの手洗い蓋の裏側を確認しました。
パッキンではないのですがスポンジがユルユルで剝がれかけてました。
信じられないでしょうがこのスポンジがこうなってくると弾いた水が陶器とタンクの隙間に入り込んで下から水漏れします。
そっ、SHのタンクの陶器部分は下に穴が開いてますからね。
ちなみにここがアウトになったら清流ジャバラに切り換えるんが一般的です。
中身はどうよ?

次に内蓋を確認したんですが残念ながら水が溜まってました。
ここに水が溜まって越水したらトイレタンクの下からの水漏れに見えちゃいます。
ちなみにここに水が溜まるのは先程の黒いスポンジかダイヤフラムの弾けとなります。

内蓋を外して手洗い管を指で押さえて一旦トイレタンクの水を流してみました。
するとダイヤフラムから水が弾けてたんで『あっ、こっちの可能性もあるか…』って感じです。
トイレタンクを外す

ここまでの調査を旦那様も横で見てはったんで何をどの順番で見てるのかの説明は随時してました。
その上で何処を修理したら良いかなんですが自分的にはダイヤフラムの交換、清流ジャバラの設置、密結パッキンの交換の3箇所やと思いました。

そこで旦那様の指示でまずは密結パッキンの交換をする事になりました。

この状態でトイレタンクを外して便器に残り水を流す時に『ちょっと多いな』とは思いましたが一旦スルーしました。

密結パッキンは素手で触ったらまっくろくろすけになったんでアカンのはアカンねやろうけどまだ硬化はしてませんでした。
ここで通水テストすると給水ホースのナットから水漏れが始まり、2回目の通水テストで本日最大の水漏れが始まりました。
どうやら密結パッキンが車の中で保管してるんで古い密結パッキンよりアカン状態になってたみたいです。
SHの密結パッキンは1個しか無いんでマシな元の密結パッキンに戻して給水ホースのナット内のパッキンも交換しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
元の密結パッキンに戻す際に少し一手間を掛けたお陰で水漏れはピタッと止まりました。
とは言え応急中の応急なんで出来るだけ早く自分が言ってる3点セットは交換した方が良いと思います。
便器タンクまでは修理で(3箇所部品交換)ウォシュレットも交換しといた方が良いと思います。
現場からは以上です。