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トイレタンクの中の水が止まらない 水道検針で水漏れが発覚
東大阪市吉田より【トイレタンクの中の水が止まらない】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【水道検針で指摘されて気付いたんだが水道料金がかなり高くなった】との事です。
賃貸マンションやから管理会社に言ったところ『自分で直して下さい』って言われたそうです。
大抵は大家さんが直すんやけどなぁ~
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとトイレタンクの中でジャバジャバ音がするし便器にもジャバジャバ水漏れしてる状況でした。
トイレタンクの品番を確認するとDT-3840って事が判明しました。
これ専用のボールタップは常備していません。
まずはトイレの止水栓を閉めてトイレタンクの蓋を外します。
止水栓を閉めた時点でボールタップからの水漏れ音は止まったんでボールタップはアウト判定、トイレタンクの中を確認して水位がオーバーフロー管を越水してないのに便器にチョロチョロ水漏れするんでオーバーフロー管が折れてるかフロートゴムの劣化が確定。
フロートゴムの交換
フロートゴムを外すとまっくろくろすけのズルズルでした。
オーバーフロー管はなるべく触らずにピンだけ抜いてフロートゴムを外しました。
新しいフロートゴムは#TF-10R-Lを用意しました。
フロートゴムとボールタップは同時に外してたんでフロートゴムの取り付けは簡単でした。
ボールタップの交換
専用のボールタップは持ってなかったんで発注して後日作業にするか、この場で代用品で直すかになるんですが普段は仕事してるそうなんでたまたま休んでたんである部品で直す事にしました。
ボールタップははネジ式で給水ホースはピン式なんで給水ホースをジャニスの物に交換してネジをピンに変換しました。
割と寸法がカツカツだったんで手洗いホースを繋ぐ前に通水テストをして水漏れが無いかの確認をしました。
手洗いホースと余水ホースはこんな感じで施工しましたがトイレタンクの蓋を閉めるのはなかなか神経質にやらないと水漏れします。
これでボールタップ、フロートゴム、給水ホースの3箇所を交換して水漏れが止まりました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
一戸建てでトイレが2台あれば1台閉鎖して部品を発注して後日作業をするんですが応急処置ならこんな修理もあるって事です。
まぁ~もうジャニスの給水ホースは常備しないんで次回からはフレキ管で代用すると思います。
ってか、まだ3840や3810って世の中で使われてるんですね(苦笑)
現場からは以上です。