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トイレタンクと便器の間から水漏れ 原因と修理方法 TOTO S545BJ?
去年の4月にも呼ばれた大阪府和泉市光明台のお客様から『トイレタンクと便器の間から水漏れ』って依頼が舞い込んできました。
リピーター様やってのは受付の時に聞いてたんで分かっていたんですが「前回、何の修理をしたんやろ?」って思いながら現場に急行しました。
家のすぐそばまで来て「あぁ~この家かぁ~」って思い出しました。
まずは状況確認
2階のトイレなんですが何故か3階が無いのに縦管が上に伸びてます。屋根の上の確認はしてないんで何に繋がってるんか分かりません。
トイレは古くTOTO S545BJってシールが貼ってます。調べた事無いんで分かりませんがネット検索で出てくるんかなぁ~?
とりあえずタンクの蓋を外し中を覗けば分かるんですが前回に嫌な思いをしてるんで触らず診断しました。
トイレタンクと便器の間からの水漏れでウォシュレットの可能性は無かったんで「密結パッキン、密結ボルト、サイフォン管を交換すれば良いんとちゃいます?」って旦那様に言いました(笑)
「何や?直してくれへんのかい?」
「あれっ?今回は自分で直さないんですか?」
「さすがにこれは無理やからやってや!」
そんな訳で今回は山川設備が修理する事になりました。
実際の作業
止水栓は旦那様が閉めてくれてたんで増し締め確認してトイレタンクの蓋を開けます。
トイレタンクの中を確認すると防露があるSタイプでした。このTOTOのSタイプは陶器の部分を割りさえしなければ内部金具は全て交換できるんで大切に使って頂きたいトイレタンクです。
トイレタンクを外してみると密結ボルトのパッキンが痩せて緩み密結パッキンもカッチカチの状態でした。
内開きのドアですがトイレの中だけで作業をやってます。
恐らく某洗浄剤を使ってたみたいで青色に染まってる物もありました。
密結パッキンに限らずパッキンと言うパッキン全てがボロボロになってました。
順番的には密結ボルトを取り付けてからサイフォン管なんですが防露が邪魔でSANEIのサイフォン管が取り付けれません。
そんな訳で旦那様に了解を得て防露を最小限カットしました。
これでタンクの底からの水漏れは止まる筈です。
この部分を山川設備では密結3兄弟って呼んでます。タンクを外さなくてはいけない場面ではそのタイミングで一緒に交換しておきたい物です。
拡大してもらえれば分かると思いますが防露の高さでサイフォン管が取り付けられないなら邪魔な部分だけカットして防露が膨らんでしまった場合は全て外します。
防露を外すって事は結露が出る可能性があるんでリスクはあります。
まとめ
後は何度も通水テストをして行きます。古いトイレに新しい部品を取り付けるんやから多少の加工は必要になって来るんでDIYで修理するのにはハードルが高いかなぁ~っと思いますが何事もチャレンジしないと分からないんでどうしても自分で直したい人は止水栓だけは必ずダブルで頑張ってみて下さい。
いかがでしたか?一旦、お金の話を置いとくと今回の様なタイミングで便器を外してフランジ関係…特にフランジパテは交換しとくと良いでしょう。
フランジ関係がアウトになり気付くのが遅れると床がアウトになりますからこんな感じのタイミングでチェックすると良いと思います。