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トイレを流した後タンク内でポタポタ音がする S721水漏れ修理
東大阪市六万寺町より【トイレを流した後タンク内でポタポタ音がする】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【タンク内を見ると左端の給水と浮き球を繋いでる棒?の辺りから水が落ちてる様だ…心配なので見に来てほしい…】との事です。
自分で直せるかとネット検索をしてたら山川設備の施工事例にヒットして『任せよう』と連絡してきて下さいました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着してすぐにトイレに案内されたんですがこの写真を撮ってる間もポタんポタんとトイレタンクの中から水漏れの音がしていました。
早速、便座を開けてみると封水の水は動いてない様に見えました。
ボールタップはアウト判定で確定なんですがフロートゴムの状態を確認する為にトイレタンクの蓋を外します。
パッと見て『ダメだこりゃ』って判断して指で触って真っ黒になるのを旦那様と奥様に確認して頂きどちらも交換する事が決まりました。
トイレの品番確認
トイレの品番確認は実は最初にやっててTOTOのS721ってのは確認出来てました。
このトイレタンクは防露が無い弱点はあれど割りさえしなければ部品を交換する事でずっと使えます。
一応、便器の品番もC720って事を確認しております。
部品の解体撤去
まずは給水フレキ管とボールタップの接続部分を外してボールタップを解体撤去します。
今回バラしてみて気が付いたんですがこのボールタップの取り付け順を間違えてはりました。
パッキンが外側に付いてたんです。
次にフロートゴムの解体撤去を行います。ここでサイフォン管に付着してるフロートゴムのゴム片を綺麗に取り除く必要があります。
それを怠ってると新しいフロートゴムに交換しても便チョロしてしまいます。
S721フロートゴムの取り付け
用意したのはこのSANEIのPH84-92Xでロータンクゴムフロートを準備しました。
大体のフロートゴムの交換はこれを使っています。
新しいフロートゴムを取り付けたらちゃんと穴が合ってるかの確認をします。
そしてこのタイミングでチェーンの調整もして行きます。
S721ボールタップの取り付け
ボールタップはいつも常備しているSANEIのボールタップV56-5X-13を準備しました。
新しいボールタップの取り付けが済んだらこのタイミングで止水栓を開栓して通水テストをして行きます。
手洗い管とのネジ径が合わない時は付属品のゴムで接続します。
手洗い管が少し左に向いてるのは奥様が小さなお子さんの為に向けたそうです。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?久し振りにS721の修理をしたんですが流した時の水の多さがやはり良いです。
最近は節水トイレが流行っていますが自分的には『このトイレを200芯で再販してくれたら世の中のトイレつまりは半減するのに…』って思っています。
まっ、そうなるとメーカーさんは買い替えが無くなるんで困るし我々もトイレつまりが減って困ります。
現場からは以上です。
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