トイレのレバー不具合触ってないのに水がチョロチョロ流れている

高槻市玉川より【トイレのレバー不具合触ってないのに水がチョロチョロ流れている】って依頼が舞い込んできました。

もう少し詳しく言うと【ゴムが摩耗してるんだと思う…】との事です。

先程のお客様宅の向かい４件隣で作業中の自分の車を見て連絡して来て下さいました。

こんな時には『あぁ～派手なラッピングをしてて良かったぁ～』って思います。

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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

まずは状況確認から

現場に到着すると古いタイプのＩＮＡＸのトイレでした。

カスカディーナＤＦってトイレなんですが廃盤品でして、更にはサイフォン管(オーバーフロー管)が特殊なタイプで部品がありません。

トイレタンク内を見るとボールタップからはボタボタ水漏れしてるし、便器の封水を見るとオーバーフローもしてないのにチョロチョロ水漏れしてました。

便チョロの原因がフロートゴムの摩耗なら交換すれば良いんですがサイフォン管(オーバーフロー管)の根元に亀裂が入ってる場合は必然的にトイレ交換となります。

まずは部品を交換してみて状況を確認して行きました。

ボールタップとフロートゴムを解体撤去しました。

ついでに密結ボルトを触るとパッキンが溶けてまっくろくろすけになるんでかなり際どい勝負です。

フロートゴムなんかも良く見りゃ細かい亀裂が入ってるしズルズルのまっくろくろすけです。

フロートゴムの選択は一択で＃TF-10R-Lを準備しました。

先にフロートゴムを取り付けてチェーンとレバーの調整をします。

この時にサイフォン管(オーバーフロー管)の根元が折れちゃう場合があるんでフロートゴムの取り付けは細心の注意を払ってやらなくてはいけません。

ボールタップの方はいつもの通りV56-5X-13を準備しました。

洞察力が優れてる人はお気付きになったと思うんですが防露とタンクに隙間が開いてきてます。

更にフロートゴムの浮き上がりを制御する輪っかにも亀裂が入ってる事が確認出来ました。

手洗い管の接続はナットのネジ径が合ったんで初期セットで接続する事が出来ました。

さぁ～便チョロは止まるのか？

通水テストをしながら各パーツの水漏れチェックを行いました。

便器の水が濁ってるのは昨日にバリウムを飲んで健康診断的な事をしてたそうです。

濁りがなくなるまで何度も流しました。

そんな訳でいかがでしたか？

先程のお客様宅で現調してる最中に連絡を貰ったんで随分待たせる事になりました。

温水洗浄便座を最近替えられたそうでトイレ交換するなら組み合わせトイレだったら再利用出来る旨をお伝えしときました。

現場からは以上です。