まあまあ多いトイレの水漏れ修理依頼で便器と床の間から水漏れがあります。
今回の豊中市庄内西町からの依頼もまさしくそれでした。
皆さんにお伝えしたいのは『水は上から下に伝う』って事です。
恐らく足元が濡れて気付いたんやと思いますが慌てて業者さんに連絡するんではなくDIYで修理出来る場合もあるんやから落ち着いて何処から水が漏れてるんか調べれば良いんです。
念の為に言っときますがこのパターンの水漏れ修理で業者さんに頼んで1000円や2000円で直りませんから安易に、しかもよく分からない業者さんなんか呼んじゃダメです。
信頼出来る業者さんに丸投げするんならこのパターンは一刻も早くが基本なんですがね~
現場に到着して最初に見て行くのは床、水漏れ修理で呼ばれてるんやからそこはほっといて材質をみます。
床が木なら慌てなアカンし今回みたいにタイルの場合は土間排水があるのかないのかをみます。
あれば全く慌てる必要がありませんが無い場合は防水してないと1階じゃない場合、階下漏水のリスクがあるんでやはり慌てなあきません。
品番を見て密結タイプのタンクで密結パッキンと密結ボルトの可能性があるのを確認します。
まあまあ古いトイレタンクなんで色んなパターンを想定します。
廃盤商品のウォシュレットです。
水を溜めるタンクからの水漏れ事案が多い時期を超えて現物を見るのも久々です。
っと、まぁ~ここまでの確認を今回は解説用写真を撮りながらなんでアレですが普段は5秒以内で確認してます。
1番最初に触るんはタンクの周り、これは吐水口からの水が跳ねた可能性を探ります。
次に密結ボルトを触ります。ここがポイントで濡れてても決め付けたらアカンくて慌てちゃダメです。
この時点で密結ボルトか密結パッキンかウォシュレットはアウトもしくは全てアウトと判断してます。
どちらの漏れもどっちにも漏れるんで後は確定作業です。
ちょっとDIYで修理するのが好きな人や感の良い人は気付くと思いますがどちらの水漏れも便器を伝う可能性があるんです。
勿論、床と便器の接続部分の不具合の可能性もありますが数例しかないんで後回しが多いです。
最後に現実的な話をします。
密結パッキンや密結ボルトの交換をする為にはトイレタンクの脱着作業が必要ですしウォシュレットの修理は廃盤商品だとメーカーもやらず交換を勧めてきます。
また滅多にありませんが床と便器の接続部分の不具合なら便器の脱着作業が必要です。
よって結論から申し上げますと1000円や2000円で修理は不可能です。
原因がウォシュレットのみの場合は水の縁を切れば良いだけなんですがキャップを使いトイレ内の作業になりますからやはりその金額では直りません。
DIYで修理するんならイケるかも知れませんが…
問い合わせて見てみないと分からないですが少なくともその金額で直せる事もありますって言って家に来たがる業界は怪しいと思って間違いない案件内容です。
だから冒頭にもお伝えしましたが信頼出来る業者さんに丸投げする場合を除けば水漏れ箇所を自分で見付けるんです。
ちなみにこの案件はウォシュレットのみの水漏れでした(笑)